【当クリニックの新型コロナウイルス対策について】

 こんにちは。
 たくゆう耳鼻咽喉科クリニックの黒田です。
 

 新型コロナウイルスが世界中で流行し、日本でもようやくワクチン接種の準備が進んできましたが、世界各国で接種が進んでいるのに比べると、かなり遅れているのが現状です。
苫小牧市の新型コロナウイルスのワクチン接種に関する情報は、以下のバナーから見ることが出来ますので、ご参照ください。
 
   苫小牧市コロナ情報2
上記画像をクリックすると、HPにリンクします
 

 現在は、ワクチン開発と並行して、治療薬の開発も進められています。まだ治験段階で、本当の治療に使える段階ではありませんが、「予防」と「治療」の両輪が根付いて、早くマスクの要らない元の生活に戻れる日が来ることを期待しています。
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 ここで、マスクに関する情報をご紹介致します。
昨年10月に、豊橋技術科学大学が、スーパーコンピューターを使って以下のような解析を行っています。
 TV番組では、芸能人などが「マウスシールド」なる奇妙な物を装着していますが、未装着と何ら変わらないことが分かります。
また、使い回しが出来てデザインも豊富なことから「ウレタン製マスク」が広く使われていますが、「不織布マスク」ほどの効果はありません。
 状況に応じて使い分ける必要があるのかもしれません。
   マスクとフェイスシールドの効果
  (上記画像をクリックすると拡大表示されます
(国立大学法人豊橋技術科学大学Press Releaseより)

 

 昨年春先に、テレビやインターネットなどで、「耳鼻咽喉科を受診すると、新型コロナウイルスに感染する」という誤った情報が流れて、日本中に拡散しました。
 これをきっかけに、医療機関のうちでも、特に耳鼻科の定期通院をやめてしまったり、症状があっても重症化するまで我慢する方が増えてしまいました。
 当クリニックでも、定期受診が必要だったり、聴力や甲状腺の定期検査が必要だった患者さんが、新型コロナウイルスに感染するのが怖くて、受診しないで様子をみていたと言っておりました(今年になって、久しぶりに来院された方に理由をお聞きしたところ、このようにおっしゃっておりました)。
  佐々木希
上記画像をクリックすると、タレントの佐々木希さんからのメッセージが見られます



 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、医療機関はこれまで以上に感染防止対策に取り組んでいるところですが、これまで通院されていた方、生活様式が大きく変化し不調を来した方が感染リスクを恐れて、医療機関への受診を控えたり、先延ばしするといった現状があります。
 このような状況から、日本医師会では、患者さんが安心して医療機関に来院できるよう、感染防止対策を徹底している医療機関に対して、『新型コロナウイルス感染症等感染防止対策実施医療機関 みんなで安心マーク』を発行しています。

  日本医師会
上記画像をクリックすると、日本医師会の説明が見られます

当クリニックは、「感染症対策実施医療機関」です。
新型コロナウイルス感染症対策チェックリストに沿った対策を実施していますので、安心してご来院いただけます。

   みんなで安心


「病院へ行くと、新型コロナウイルスに感染する」という誤解をされる理由は、以下のようなものではないか、と考えています。

① 病院の施設そのものに新型コロナウイルスがいて、
  行けば感染する。
② 新型コロナウイルスに感染している患者が待合室にいる、
  もしくは、無症候性の小児や若年の感染者がいて、
  院内感染で新型コロナをうつされる。
③ 病院の医師やスタッフが、新型コロナ患者と接触していて、
  医師やスタッフから新型コロナをうつされる。

これらの誤解に関して、順にご説明させていただきます。

【 ① 病院に新型コロナウイルスがいるという誤解 】
 もちろん、院内に新型コロナウイルスはいませんし、徹底した対策を毎日行っています。
 当院の新型コロナウイルスへに対して実施している実際の取り組みをご紹介致します。受付・医師・看護師が、「院内感染防止のための様々な対策」を講じていることをご理解いただけると思います。

TEC感染対策
 上記画像のクリックで、当院の感染対策ページをご覧いただけます

 その他、鼻やのどの治療のためのネブライザー吸入治療も、この治療によるエアロゾル感染は生じないことが科学的に証明されており、世界的権威のある論文として発表されています。
 また、当院では、隣の方との間を分厚い木製のパーティションで区切って、距離を取り、飛沫感染の対策を実施していますので、安心して治療を受けていただくことが出来ます。
 もちろん、吸入治療スペースはこまめに消毒を行っています

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 下記以外にも、院内各所に感染対策を施していますので、ご覧いただけますと、安心できるのではないでしょうか。

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また、全ての患者さんに共通ですが、診察室に入ってからも、マスクは装着したままでお話しをして、鼻やのどをみる数秒間だけ、マスクを顎の下にずらして診察させていただいています。これも、院内感染を防ぐための対策の一環です。

   マスクは外さない


 

【 ② 新型コロナウイルスに感染している患者が待合室にいる、もしくは、無症候性の小児や若年の感染者がいて、院内感染で新型コロナをうつされるという誤解 】 

 病院を受診することで、「他人から新型コロナ感染症をうつされる」ことを心配している方が多数いらっしゃると思います。そこで、当院では院内感染防止の観点から、待合室で発熱患者さんと一緒になることが無いように、様々な工夫をしております。

 既に発熱中の患者さんには、来院せずに、まずは電話で相談していただき、その内容をお聞きした上で、来院していただくかを判断させていただいております。少しでも新型コロナ感染症の可能性のある方が待合室にいない状況を作るためです。受診している方が、院内感染の心配をせずに、安心して来院できる環境作りのためですので、ご理解のほどをよろしくお願いいたします。
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       クリックすると拡大表示されます

 直近2週間以内で発熱のあった方は、状況次第では、苫小牧市の「新型コロナPCR検査センター」を先に受診していただき、検査翌日の午前中には結果が判明しますので、新型コロナウイルスの陰性が証明されてから受診していただいたりするなど、徹底した院内感染対策を行っております。
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 また、当院を受診した際には、受付で全ての患者さんの検温を行っております。来院前の自宅での検温で正常だった方も含めて、全ての来院者に実施させていただいております。今では、日本中のショップやレストランでも、定着している「非接触型の体温計」での検温を使用しております(症状によっては、消毒殺菌済みの体温計で、再度検温することもあります)。

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 さらに、乳幼児の患者さんは、マスクの装着を嫌がると思いますが、当院では院内に入られる全ての方にマスクの着用をお願いしております。申し訳ありませんが、来院前に乳幼児用マスクを準備してきていただくか、受付にご相談ください。
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 乳幼児は、病院に来たという恐怖心だけで、泣きやまなくなってしまうことも多く、泣き叫んで咳き込みながら、待合室で過ごしていることも多々あるかと思います。
 新型コロナの流行前までは、乳幼児のマスク装着は不要としていました。しかし、新型コロナウイルスの流行している現状では、飛沫感染による他の患者さんへの院内感染を予防するために、「乳幼児でもマスク装着を必須」とさせていただいております。
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 待合室には免疫抑制剤が投与されている方や、心臓や腎臓などに持病をお持ちの方、ご高齢の方など、感染症に罹患すると重篤化してしまう患者さんも、いらっしゃいます。小さなお子さんをお連れの保護者の方にはご面倒をおかけ致しますが、「全ての患者さんが安心して受診できる環境」を作るために、ご協力のほど、よろしくお願いいたします。
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【 ③ 病院の医師やスタッフが、新型コロナ患者と接触していて、医師やスタッフから新型コロナをうつされるという誤解 】
  
 受診する側と、医療機関側の両方が、しっかりとマスクの着用・手指消毒・検温などの感染対策を行っている限り、耳鼻咽喉科クリニックの受診で新型コロナウイルスに感染することは考えにくいと思われます。
 当院スタッフは全員、1日2回の検温を行い、感染予防のための特殊な不織布マスク(サージカルマスク)を装着して、こまめに手指消毒を行っています。体調不良者は出勤していません。
 「感染症対策実施医療機関」の基準を満たした医師とスタッフですので、安心して病気のご相談をしていただけます。

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 当クリニックでは、今後も上記の感染対策を継続して、安心して受診できる環境を整えて参ります。また、少しでも早く新型コロナ感染症が収束して、元の生活に戻れる日を願っております。
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【ハンノキ花粉症が終わり、シラカバ花粉症が始まります】

 こんにちは。
 たくゆう耳鼻咽喉科クリニックの院長の黒田です。
 
 今年は2~3月の気温が観測史上で最高を記録して、雪が積もることも路面が凍結することも無く、暖かい春の陽気を感じる日が続きました。
 気温上昇の影響で、春の花粉が例年よりも早く飛散しており、飛散量も多くなっています。
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 例年は、3月の雪解けの頃に飛散する「ハンノキ」の花粉が、今年は3月初めから大量に飛散しています。
 既に血液検査で自分が「ハンノキ花粉症」であることを知っている患者さんは、3月中に来院してアレルギー性鼻炎の治療を開始しています。
 
 実際の飛散量は以下の通りです。
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上の図をクリックすると拡大表示されます
   (北海道立衛生研究所のHPより)
 
 花粉症では、「鼻水、鼻づまり、くしゃみ、目のかゆみ」などの症状が強く出る傾向があります。
   
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 また、鼻風邪と花粉症を区別することは重要です。
 花粉症の場合には、風邪薬では効果が無いことが多く、また、適切な薬剤を選択しなければ、十分な効果が得られません。
 アレルギー性鼻炎かどうかを調べて、実際に鼻の中を見てもらって、専門医から適切な処方を受けることが大事な理由は、ここにあります。
     
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 そろそろ「ハンノキ」の花粉症は一段落して、今後4月中旬~5月いっぱいは「シラカバ」花粉症の時期になります。
 今年の北海道のシラカバ花粉症ですが、以下の通り、花粉の飛散量は例年並みとの予報が出ています。
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 (上の図をクリックすると拡大表示されます
    (日本気象協会のHPより)
  
 ちなみに、昨年のシラカバ花粉の飛散は、以下の通りでした
(今年は、4/16現在、まだ報告はありません)。
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 (上の図をクリックすると拡大表示されます
   (北海道立衛生研究所のHPより)
 
 ゴールデンウイーク頃をピークに、非常にたくさん飛散していたことが分かります。気温次第でピーク時期が前後するのでしょうが、今年も多数の飛散が予想されます。
 検査を受けて、自分が「シラカバ花粉症」と分かっている人は、まだ発症前であっても、「もうすぐシラカバ花粉の時期なので」と、お薬を受け取りに来ている方が多数いらっしゃいます。
 自分の「体質」が分かってることのメリットは、このあたりにあります。

 自分の症状が「花粉症」に似ていて、まだ一度も検査を受けたことが無い方は、耳鼻咽喉科専門医を受診して、花粉症を含めた「アレルギー検査」を受けることをお勧め致します。
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 花粉症のときには、気道の過敏性が亢進して咳も出やすく、「アトピー咳嗽(がいそう)」といわれる「一度始まるとなかなか止まらない咳」を合併することもあります。
 そして、鼻水が多くなると後鼻漏(こうびろう)も増えるため、後鼻漏による咳が加わって、さらに症状が悪化することがあります。
 この場合には、風邪用の咳止めでは無く、花粉症用の咳止めを使用すると効果的です。
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 鼻水、鼻づまり、くしゃみなどの鼻症状については、耳鼻咽喉科専門医の受診をお勧めいたします。
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【令和2年度のインフルエンザワクチンの接種のお知らせ】

  こんにちは。院長の黒田です。
 
 今年は、「新型コロナウイルス感染症の世界的流行」のため、生活様式が一変してしまいました。
 仕事では、出勤調整やリモートワークが当たり前になり、学生は登校できない日々が続き、行事や大会はほぼ中止。世界中で人の往来が無くなり、誰もが感染予防策を考えて、実行するようになりました。
 1年前との今頃とは、生活様式が一変してしまいましたが、いつかは以前のように元に戻るのか、あるいは全く新しい生活が根付いていくのか、誰にも分かりません。
 目に見えない恐怖感を抱いていても何も変わらないので、誰もが出来る様な感染予防策を普通に実践していくしかないのかな、と感じています。
 
 最近の傾向ですが、当院では「めまい」で来院される方が非常に増えています。心身のストレスが原因で生じる一過性のめまい感の方がほとんどですが、内耳が原因のめまいの方も少なからずいらっしゃいます。
また、新型コロナウイルスを恐れて外出や受診を控えることで、難治化・重症化した状態で、耳・鼻・のどの病気で来院される方もいらっしゃいます。
 季節の変わり目で気温も下がっていきますので、風邪を引く方も増えています。また、マスクが出来ない乳幼児では、中耳炎の合併が増えてきました。
 
 当クリニックでは、新型コロナ感染症対策をできる限り行って、安全に診察を受けていただけるように工夫しておりま
一般的な感染予防策を行うことはもちろん大事ですが、体調不良時には、我慢しないで医療機関に御相談くださいますよう、お願いいたします。
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 さて、今年もインフルエンザの予防接種の時期になりました。
 上述の「新型コロナウイルス感染症」の影響で、感染症への意識が高まり、今年はインフルエンザワクチン接種を早期に希望する方が増えると予想されています。実際、9月中にたくさんの方から予防接種に関する問い合わせがあり、当クリニックも、例年以上に早期にワクチンを確保して準備を進めておりました。
 時期が遅くなり過ぎて「接種を希望しても医療機関にワクチンの在庫が無く、受けられなかった」、予約するのを忘れて「1回目の接種を受けたのに、2回目が受けられなかった」という事が無いように、早めに接種の計画を立てていただくことをお勧めいたします。



【接種の年齢と回数】

(1) 6か月以上3歳未満  1回0.25ml 2回接種
(2) 3歳以上13歳未満   1回0.5ml   2回接種
(3) 13歳以上        1回0.5ml   原則として1回接種(特別な事情があれば2回接種)
      
※ 生後0~6ヵ月まではワクチンを接種しても抗体が増えず、有効性が確認されていないため、ワクチン接種の対象となっていません(接種希望があっても接種できません)
※ 1回目の接種時に12歳で2回目の接種時に13歳になっていた場合でも、12歳として考えて2回目の接種を受けて構いません。
※ 2回接種する場合は、腕の腫れを減らすため、左右交互に打つことが勧められています。
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【ワクチン接種のおすすめ時期】

 インフルエンザワクチンは接種後2週目から抗体が上昇し始めて1ヵ月でピークに達し、その効果は約5ヵ月間持続します。2回接種が必要な場合、1回目の接種で抗体がピークに達している1か月後に追加接種した場合に最も抗体が上昇します。2回目の接種はこの頃に受けるのがよいでしょう(一般的には、接種間隔は2~4週とされています)。

 以下は当院として推奨するワクチン接種スケジュールの例です。
 遅くとも12月上旬までには最後の接種を済ませておくことをお勧めいたします。
 
(12歳以下)
   1回目 10月下旬~11月上旬
        ↓(4週後)

   2回目 11月下旬~12月上旬
 

(13歳以上)
   11月上旬~12月上旬
 
 ワクチン接種後の効果の持続期間ですが、一般的には、2回の接種後1か月で77%が有効予防水準に達し、接種後3ヶ月で有効抗体水準は約78.8%と維持されていますが、接種後5ヶ月では約50.8%まで減少すると言われています。
 つまり、最後の接種が11月上旬の方は、2月上旬までは約80%、4月上旬までは50%の抗体が維持されます。最後の接種が12月上旬ですと、3月上旬までは80%、5月上旬までは50%、ということになります。
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 接種の時期に関しては、今年は厚労省から、以下のような「接種時期ご協力のお願い」が来ております。65歳以上の方が、確実にワクチン接種を受けていただけるようにするための依頼です。
当クリニックも、原則として以下の通りで予約を受付する予定ですが、ワクチンの在庫は十分にありますので、特別な事情のある方は予約時に御相談ください。
 
10/1〜    65歳以上の方
           60-64歳(慢性高度の心・腎・呼吸機能不全者)
10/26〜  全ての方

ワクチン接種の時期
   (上記資料は、クリックで拡大します)




【他の予防接種との間隔】
  
 今年の10月1日より、予防接種の間隔に関して、大きな改正があります。以前は、不活化ワクチン・生ワクチンともに、必ず間隔をあけて接種を行っていました。しかし、今年からは「注射生ワクチン同士だけ間隔をあける必要があります」が、それ以外は間隔をあける必要が無くなり、同時接種も可能となります。
 インフルエンザワクチンは「不活化ワクチン」ですので、今年からは、他の予防接種との間隔を気にせずに、接種することが出来ます。
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詳しくは、下記の資料をご覧下さい。
 ワクチン接種間隔        

     (上記資料は、クリックで拡大します)


 

【妊娠中・授乳中の接種】
 

 妊婦または妊娠している可能性のある場合には、「予防接種の有益性が、危険性を上回ると判断される場合にのみ接種すること」となっています。よって、万が一の危険性を心配される方は、接種を控えたほうが良いと思われます。
 
 但し、『妊婦がインフルエンザに罹患すると、気管支炎・肺炎などの重篤な合併症を併発しやすく、妊娠週数とともにリスクが増大します(心肺機能が悪化して入院するリスクは、妊娠14~20 週で 1.4 倍、27~31 週で 2.6 倍、 37~42 週で 4.7 倍)。さらに妊婦がインフルエンザに感染すると、自然流産・早産・低出生体重児・不当軽量児・胎児死亡が増加すると言われています。
 
 現在日本で使用されているインフルエンザワクチンは不活化ワクチンであり、理論的に妊婦・胎児に対して問題はなく、米国疾病予防局および米国産婦人科学会は、インフルエンザ流行期間に妊娠予定(妊娠期間に関係なく)の女性への不活化インフルエンザワクチン接種を推奨しています』
(以上、日本産婦人科学会による産婦人科診療ガイドライン-産科編2017より)。
 
 つまり、日本の産婦人科学会では、積極的な推奨も禁止もしていない状態です(アメリカでは推奨されています)。よって、妊娠中の方は、通院中の産科担当医にご相談されることをお勧めいたします「接種は問題が無い」と言われた妊婦さんは、当院でワクチン接種が可能です

 一方、授乳期間中は、インフルエンザワクチンを接種しても支障はありません。インフルエンザワクチンは「不活化ワクチン」というタイプで、ウイルスの病原性を無くしたウイルスの成分を用いているため、ウイルスが体内で増えることが無く、母乳を介してお子さんに影響を与えることはありません。    
 
 しかし、授乳期間中にインフルエンザに罹患してしまった場合、授乳を続けながら治療薬(タミフルなど)を使用は出来ません。なので、授乳しながらでも受けられるワクチン接種による予防をお勧めいたします(以下をご参照ください)。  
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【授乳中のインフルエンザ治療】

 授乳期間中にインフルエンザに罹患してしまった場合、母乳中にインフルエンザウイルスが含まれ、母乳を介して乳児に感染を起こすことはほとんど無いと考えられています。しかし、母親と乳児は日常から接触する機会が多く、母乳とは関係なく、咳などの飛沫感染によって乳児に感染する可能性が高いと言われています。
 そして、抗インフルエンザ薬(タミフル、イナビルなど)は母乳中に移行すると言われており、投薬中に母乳を与えることは避けることとなっています。米国予防注射詰問委員会の勧告では、抗インフルエンザ治療薬について、「授乳中の婦人には投与しない」「投与する場合には授乳は避ける」とあります。
        
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【今年のワクチン供給量】
 

 今年の供給量は、昨年の製造量より7%増、昨年の実際の使用量と比較すると12%増です。しかし、医療機関が在庫できるワクチン数は昨年とほぼ同数と見込まれています。
     (下のグラフをクリックすると拡大表示されます)
  
   ワクチンの供給量

   ワクチンの供給量の週別推移
           (厚生労働省のHPより)

 上記の通り、12月になれば医療機関にも十分な量のワクチンが行き渡ると予想されますが、12歳以下で2回接種が必要な場合、1回目の接種が12月では遅すぎます。10月下旬~11月上旬には、1回目の接種を受けることをお勧めいたします。
 前述の【ワクチン接種のおすすめ時期】を参考に、確実な接種のために、医療機関に事前に予約されることをお勧めいたします。

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【当クリニックの予防接種】
 

(1) チメロサール(水銀を含有した保存料)の入っていない、1人で使い切り型のワクチンは、今回のシーズンもごく少量しか製造されていません妊婦さんなど、水銀が気になる方のために、少量のみ確保しています(無くなり次第終了します)。
 シリンジタイプ ←今年も、保存料無しタイプは稀少。


(2) 経鼻ワクチンは行っていません
    従来型の注射ワクチンのみです。経鼻ワクチンが「推奨されるワクチン」として国内で認可された場合には、当院も導入を検討いたしますが、現状では導入の予定はありません。


(3) 小児は、誤接種を防ぐために「母子手帳」を必ず持参して下さい
    持参の無い場合、安全を重視して、接種はできません。
 
(4)   接種開始日は、10/1(木)です
    『完全予約制』です

     (在庫がなくなり次第終了いたします)
    診察時間内に、窓口又はお電話にてお問い合わせをお願いいたします。
     (TEL) 0144-53-5800
  
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(5) 価格と回数
 
【生後6か月以上 3歳未満】 
 
   バイアルタイプ
  2600円


2週間以上あけて、2回接種が必要です(3~4週間後がお勧めです)
必ず、『母子手帳』をご提出ください



 

【3歳以上 13歳未満】
水銀の添加物を含まず、アレルギーなどの副作用が少ないタイプも選べます。
(製造数が非常に少ないです。在庫がなくなり次第、終了します)
 バイアルタイプ   シリンジタイプ
 3200円     3700円 
                              保存料の水銀なし。1人で使い切りの安全タイプ


2週間以上あけて、2回接種が必要です(3~4週間後をお勧めします)
小児は、必ず「母子手帳」をご提出ください(小学生は、できれば提出して下さい)



 

【13歳以上】

水銀の添加物を含まず、アレルギーなどの副作用が少ないタイプも選べます。
(製造数が非常に少ないです。在庫がなくなり次第、終了します)
  バイアルタイプ シリンジタイプ    
 3200円  3700円
          保存料の水銀なし。1人で使い切りの安全タイプ
 

・原則として1回接種です 。
※ 一般に、13歳以上では1回接種で十分な免疫が得られるとされています。
  但し、13歳以上でも基礎疾患(慢性疾患)のある方で、著しく免疫が抑制されている状態にあると考えられる方などは、医師の判断で2回接種が可能な場合があります。



【公費助成を受けられる方】

期間は、令和2年10月1日~3年1月31日(在庫が無くなり次第終了)
・下記に該当する方は、公費助成が受けられます。
氏名・年齢・住所を確認できる身分証明書や、必要な手帳をお持ちでない場合には、公費助成は受けられません
必要書類をお忘れの方は、持参のうえで再来院をお願いいたします

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  窓口での負担は、(1,300円)です。


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  非課税世帯の方でも、生活保護世帯以外の方は有料になります。
  期間外の接種は、対象外となりますのでご注意ください。
  苫小牧市に住んでいても、苫小牧市に住民登録が無い場合は対象外となります。
  市外の医療機関で接種したときなど、全額自己負担で接種された方への補助はありません。
 

 

ワクチンは数に限りがある貴重なお薬で、しかも一度開封してしまうと保存することができません。体調を崩したり、都合が悪くなって予約をキャンセルされる際には、早めにご連絡いただけますと、貴重なワクチンが無駄にならずに済みます。御協力のほど宜しくお願いいたします。

その他、インフルエンザの予防接種に関するお問い合わせは、遠慮なく、当院の窓口またはお電話でお願いいたします。 詳細については、下記の厚生労働省のHPに記載がありますので、ご参照下さい。

(下記のボタンをクリックすると、厚生労働省からのインフルエンザに関する情報が閲覧できます)
   厚労省Q&A   
    (厚生労働省のホームページ)

 

 

春の花粉症が始まりました。

こんにちは。
たくゆう耳鼻咽喉科クリニックの黒田です。
 
 世界中で新型コロナウイルスの感染が広がり、パンデミック状態が宣言されています。未知のウイルスに対する検査方法も治療法も確立しておらず、無症状の感染者が周囲に感染を広げている様です。
 鼻やのどからの飛沫物で感染することが分かってきており、鼻やのどを診察するのが仕事である耳鼻咽喉科の医師としては、自分自身が感染者とならないか、感染の媒介者にならないか、細心の注意をはらっています。診察や、カルテ書きを含めて、何らか行為をしたらすぐに手指消毒、をこれまで以上に意識的に行うようにしています。
感染のリスクを考えて、「鼻やのどの診察はしません」「鼻やのどの検査はしません」という耳鼻咽喉科もあるようです。当院は、厚労省や保健所などの指針に従って、診療を続けていく方針です。


 さて、そろそろ新学期も始まり、小学校では5~6月にかけて、耳鼻科検診が始まります。
該当する学年のお子さんがいるご家庭では、お子さんの日々の状況を記録する問診票が配られます。
また、検診の際に耳垢で鼓膜が見えない状態だと、後日の耳鼻科受診が必要になります。できるだけ、検診を受ける前に耳垢を取り除いておきましょう。耳の穴の見えるところにある物はご家庭で、耳の穴の内部にあって見えない物は耳鼻咽喉科専門医を受診して、耳の中のお掃除をしておいてください。
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 3月になり、今年も花粉症が本格化してきました。
例年よりも早く、3月初めには「ハンノキの花粉症」が始まっており、4月からは、「シラカバの花粉症」が始まります。シラカバ花粉症では、鼻水、鼻づまり、くしゃみ、目のかゆみ、頭痛などの症状が強く出る傾向があります。
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鼻風邪と花粉症を区別することは重要です。
花粉症の場合には、風邪薬では効果が無く、また、花粉症の程度によって適切な薬剤を選択しなければ、薬を内服しても十分な効果が得られないことがあります。
アレルギー性鼻炎かどうかを調べて、実際に鼻を見てもらってから処方を受けることが大事な理由は、ここにあります。

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それでは、今年の2月に発表されていた「シラカバ花粉症」の飛散予測がどうだったか、見てみましょう。

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       (日本気象協会のHPより) 
例年比では、130%と、いつもよりやや多い程度です。 

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        (日本気象協会のHPより)
しかし、昨年との比較では、300%(!)です。
 

そして、実際の飛散量は以下の通りです。
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       (北海道立衛生研究所のHPより)

 まだ、4月の「シラカバ」は飛散していませんので、3月の花粉症である「ハンノキ」の飛散状況を見ています
 (「シラカバ花粉」の飛散状況については、4月に入ってから報告が出てくると思います)。
例年以上にたくさんの花粉が、しかも3月初めから一気に飛散していることが分かります。
今年は、ご自身が「ハンノキ」花粉症であることをご存知の方は、3月に入るのと同時に、鼻水・くしゃみ・目のかゆみがつらくて、たくさん来院されています。

 「ハンノキ」花粉症の方は、だいたいが「シラカバ」花粉症も持っているため、来院時には「今年はシラカバの花粉の飛散量が、昨年の3倍と予想されていますから、4~5月も続けて治療しましょうね」と声かけをするようにしています。
自分が「ハンノキ」「シラカバ」の花粉症だと分かっている方は、この時期はしっかりと治療されています。
但し、昨年は「シラカバ」の飛散量が予想に反して少なめでした。なので、全く治療をしなかったけれども、鼻の調子は良かった、という方もたくさんいらっしゃると思います。しかし、今年はかなり状況が異なるようです。 

 以上より、
「シラカバ花粉症」の診断がついていて、昨年は無症状で過ごせた方でも、今年は鼻水・鼻づまり・くしゃみ・目のかゆみがひどくなる人が多いのではないかと、予想しています。

「シラカバ花粉症」の方は、今年はひどくならないうちに、耳鼻咽喉科専門医へご相談ください。
 
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以上のように、「自分が花粉症を持っているか」を知っておくことは重要で、正しい治療を受ける近道になります。
一度調べてしまえば、今後毎年の鼻症状について、自己診断することも可能になるので、「花粉症の時期が来たので、今年も来院しました。いつものお薬をお願いします」とおっしゃって来院する患者さんもたくさんいます。
 
花粉症のときには、気道の過敏性が亢進して咳も出やすく、「アトピー咳嗽」と言われるような一度始まるとなかなか止まらない咳を合併することもあります。そして、鼻水が多くなると後鼻漏も増えるため、鼻汁による咳を伴って、さらに症状は悪化することがあります。
「鼻かぜではなく花粉症かも」、「鼻とのどの風邪ではなく、花粉症に伴う咳かも」と考えてみても良いかもしれません。
咳がなかなか止まらない場合には、耳鼻咽喉科専門医でアレルギーの検査を受けていただき、必要があればアレルギーの治療を開始することをお勧めいたします。

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 また、小児の場合には、鼻水の出る状態が長く続くと「中耳炎」を合併することが多いため、しっかりと耳垢を取り除いて鼓膜を確認することが重要です。中耳炎は軽症であれば薬を飲むことで改善しますが、重症化してしまうと、激しい耳痛、発熱、さらには鼓膜が破れて耳だれが出ることがあります。重症化して鼓膜がぱんぱんに腫れている場合には、鼓膜切開術が必要になることがあります。
小さな子供は、耳の不快感があっても保護者に訴えないでいることが多いので、「鼻水が出ているし、もしかしたら中耳炎になっていないかな?」と考えてあげることが大事です。

 春の花粉症の時期は、年度替わりの新学期の時期と重なります。なので、「この春から保育園に通い始めたら、鼻水が止まらなくなった」「鼻水が出ながら幼稚園に通っていたけれど、『発熱しているので』とお迎えに来るよう言われた」という相談がたくさんあります。中耳炎を合併していることが少なくありませんので、耳鼻咽喉科専門医を受診することをお勧めいたします。

       150312-img04

 そして、小児、成人を問わず、「アレルギー症状」と決めつけずに「副鼻腔炎」の有無を調べることも重要です。小児の場合、アレルギー性鼻炎患者の約50%が副鼻腔に異常があり、逆に副鼻腔炎患者の25~75%にアレルギー性鼻炎が認められると言われています。
2つの病気を合併している場合には、両方の治療が必要なことが少なくありません。
副鼻腔炎は中耳炎を難治化させる原因としても知られており、長引く中耳炎では副鼻腔炎の有無を確認することが重要です。
 

この時期の「鼻水、鼻づまり、くしゃみ・目のかゆみ」などの症状については、耳鼻咽喉科専門医の受診をお勧めいたします。
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春の花粉症が終わり、夏の花粉症が始まりました

 こんにちは。たくゆう耳鼻咽喉科クリニックの黒田です。
 
 元号が、平成から令和に変わりました。しかし、周りで起こっていることには何ら変化が無く、新しい時代を感じることがあまり無い気がしているのは、私だけでしょうか。
 5~6月には、小学校で耳鼻科の検診が始まります。学校検診の結果、耳鼻咽喉科の受診を勧められた場合には、忘れずに受診しておきましょう。   
            
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 さて、今年も花粉症が本格化してきました。
 鼻の症状があるときに、風邪なのか、アレルギー性鼻炎(花粉症を含む)なのかを区別することは、非常に重要です。なぜなら、アレルギー性鼻炎の場合には、風邪薬では効果が無く、また、花粉症の程度によって適切な薬剤を選択しなければ、抗アレルギー剤を内服しても十分な効果が得られないことがあるからです。
 アレルギー性鼻炎かどうかを調べて、実際に鼻を見てもらってから処方を受けることが大事な理由は、ここにあります。
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季節性の花粉症ですが、4月下旬のゴールデンウイーク前の頃から、「シラカバの花粉症」が始まっています。シラカバ花粉症では、鼻水、鼻づまり、くしゃみ、目のかゆみ、頭痛などの症状が強く出る傾向があります。
 それでは、今年の2月に発表されていたシラカバ花粉症の飛散予測について、見てみましょう。飛散数は、過去10年との比較では50~70%と少ないだろう、と予想されていました。

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 (日本気象協会のHPより)
 

そして、実際の飛散量は以下の通りです。
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(北海道立衛生研究所のHPより)

 予想は当たっており、例年に比べて非常に少なかったことが分かります。
例年ですと、シラカバ花粉症の方は、4月のうちに「鼻水・鼻づまり・くしゃみ・目のかゆみ」が強くなり、受診されていました。
 しかし、今年は5月の中旬以降、特に下旬になってから受診される方がほとんどでした。飛散量と症状の強さが、完全に一致するわけではありませんが、今年は症状が軽くて、様子をみていた方が多かったと思われます。
 6月以降は、シラカバ花粉の飛散が無くなりますので、アレルギーの薬は終了です。また来年の4月以降に花粉症の症状が始まったら、治療を行うことになります。
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 シラカバ花粉の飛散は少ないままで終わりになりますが、それに代わって夏の花粉症が早々に始まっています。「カモガヤ」に代表されるイネ科の牧草系の雑草の花粉症です。例年、5月中は少量しか飛散せず、6月に入ってからピークを迎えるのですが、今年は、5月の時点で大量に飛散しています。
 下図のように、これからも飛散量が増えていきそうな勢いで、今年の6~7月は、「カモガヤ花粉症」の症状が強く出そうです。

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(北海道立衛生研究所のHPより)

 実際、当院で「カモガヤ花粉症」と診断されている方は、「くしゃみ・鼻水・鼻づまり・目のかゆみ」の症状で、5月中から治療を開始しています。そして、来院される患者さんの数も例年に比べて多い印象です。自分自身が「カモガヤ花粉症」だと分かっている方は、早期から適切な治療を行えるわけです。
 ちなみに、「カモガヤ」って、どんな草だと思いますか。実は、牧草地帯で無くても、普通に道ばたに生えています。公園や住宅の庭にも生えています。下の写真が「カモガヤ」です。どうでしょう、見たことがありませんか?

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花粉症のときには、気道の過敏性が亢進して咳も出やすく、「アトピー咳嗽」と言われるような、一度始まるとなかなか止まらない咳を合併することもあります。そして、鼻水が多くなると後鼻漏も増えるため、鼻汁による咳を伴って、さらに症状は悪化することがあります。
 「鼻かぜではなく、花粉症かも」、「鼻とのどの風邪ではなく、花粉症に伴う咳かも」と考えてみても良いかもしれません。
 咳がなかなか止まらない場合には、耳鼻咽喉科専門医でアレルギーの検査を受けていただき、アレルギーの治療を開始することをお勧めすることがあります。
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 また、小児の場合には、鼻水の出る状態が長く続くと「中耳炎」を合併することが多いため、しっかりと耳垢を取り除いて鼓膜を確認することが重要です。中耳炎は軽症であれば薬を飲むことで改善しますが、重症化してしまうと、激しい耳痛、発熱、耳だれが出ることがあり、場合によっては鼓膜切開が必要になることがあります。
 小さな子供は、耳の不快感があっても保護者に訴えないでいることもあり、「鼻水が出ているし、もしかしたら中耳炎になっていないかな?」と考えてあげることが大事です。
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そして、小児、成人を問わず、「アレルギー症状」と決めつけずに副鼻腔炎の有無を調べることも重要です。小児の場合、アレルギー性鼻炎患者の約50%が副鼻腔に異常があり、逆に副鼻腔炎患者の25~75%にアレルギー性鼻炎が認められると言われています。
 2つの病気を合併している場合には、両方の治療が必要なことが少なくありません。

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鼻水、鼻づまり、くしゃみなどの鼻症状については、耳鼻咽喉科専門医の受診をお勧めいたします。
    

【平成30年度のインフルエンザ予防接種について】

 こんにちは。院長の黒田です。
 
 このたびの「北海道胆振東部地震」に際し、被災された方々には心よりお見舞い申し上げます。当院に通院中の患者さんにも、避難所での生活を余儀なくされている方がいらっしゃいます。1ヶ月が経過した現在もなお、余震が続いていますが、皆様の安全と被災地の1日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。
 この地域では、地震の影響で体調を崩されている方がたくさんいらっしゃいますが、当院へは「めまい」「鼻水・くしゃみ」で来院されるかたが増えています。心身のストレスが原因で生じる一過性めまいの方がほとんどですが、内耳が原因のめまいの方も増えています。また、地震の揺れや、家財の整理などで、ハウスダストに暴露された方は、アレルギー性鼻炎を発症されています。
 また、次々にやって来る台風ですが、気圧の変化に伴って、「めまい」を発症することが少なくありません。
 季節の変わり目で気温も下がっていきますので、体調には気をつけてお過ごし下さい。

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 さて、今年もインフルエンザの予防接種の時期になりました。
 昨年は、インフルエンザワクチンの供給量が不足して、「接種を希望しても医療機関にワクチンの在庫が無く、受けられなかった」、「1回目の接種を受けたのに、2回目が受けられなかった」という方がたくさんいました。
 今年のワクチンの情報をお伝えいたします。
 

【今年のワクチンの株】

今年は、A2株B2株の計4価のうち、2価が変更になっています。

・ 昨年、平成29年度(2017/2018シーズン)
    A/Singapore(シンガポール)/GP1908/2015(IVR-180)(H1N1)pdm09
    A/Hong Kong(香港) /4801/2014(X-263)(H3N2)
    B/Phuket(プーケット)/3073/2013(山形系統)
    B/Texas(テキサス)/2/2013(ビクトリア系統)

・ 今年、平成30年度(2018/2019シーズン)
    A/Singapore(シンガポール)/GP1908/2015(IVR-180)(H1N1)pdm09
    A/Singapore(シンガポール)/INFIMH-16-0019/2016(IVR-186)(H3N2) ←変更
    B/Phuket(プーケット)/3073/2013(山形系統)
    B/Maryland(メリーランド)/15/2016(NYMC BX-69A)(ビクトリア系統) ←変更

この組み合わせは、厚生労働省が流行予測を行って5~6月に公布され、各製薬メーカーは7月にはその発表と全く同じ組み合わせのワクチンを製造し始めます。A型の株のうち、H1N1型は数年間同じで変わらないのに対し、H3N2型の株は、ほぼ毎年変わります。

このH3N2型が厄介で、流行が予想されて選定されたウイルス株が鶏卵の中でうまく発育せずに、別な型のウイルスが増殖してしまって、本来作るべきワクチンが製造できなくなりやすいのです。これを『鶏卵(けいらん)の馴化(じゅんか)』といいます。

昨年は、この『馴化(じゅんか)』のために、目的としていたワクチンが作成できず、急遽ウイルス株を変更して作成をやり直したため、製造が間に合わず、全国的にワクチンが足りなくなってしまったのです。鶏卵が材料である限り、目的とするワクチンが作れない問題は解決しません。現在、鶏卵を材料としないワクチンの開発を試みているメーカーがあり、将来的に実用化されれば、ウイルス株の整合性・ワクチン不足問題とも解決されると見込まれています。
(下図はクリックで拡大します)

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【接種の年齢と回数】

(1) 6か月以上3歳未満  1回0.25ml 2回接種
(2) 3歳以上13歳未満   1回0.5ml   2回接種
(3) 13歳以上        1回0.5ml   原則として1回接種(特別な事情があれば2回接種)
      
※ 生後0~6ヵ月まではワクチンを接種しても抗体が増えず、有効性が確認されていないため、
  ワクチン接種の対象となっていません(接種希望があっても接種できません)
※ 1回目の接種時に12歳で2回目の接種時に13歳になっていた場合でも、12歳として考えて
  2回目の接種を受けて構いません。
※ 2回接種する場合は、腕の腫れを減らすため、左右交互に打つことが勧められています。
        medical_yobou_chuusya_baby[1]


 

【ワクチン接種のおすすめ時期】
 インフルエンザワクチンは接種後2週目から抗体が上昇し始めて1ヵ月でピークに達し、その効果は約5ヵ月間持続します。2回接種が必要な場合、1回目の接種で抗体がピークに達している1か月後に追加接種した場合に最も抗体が上昇します。2回目の接種はこの頃に受けるのがよいでしょう(一般的には、接種間隔は2~4週とされています)。以下は当院として推奨するワクチン接種スケジュールの例です。
 遅くとも12月上旬までには最後の接種を済ませておくことをお勧めいたします。

(2回接種の例)
1回目 10月下旬~11月上旬
          ↓(4週後)
2回目 11月下旬~12月上旬

(1回接種の例)
  11月上旬~12月上旬

 ワクチン接種後の効果の持続期間ですが、一般的には、2回の接種後1か月で77%が有効予防水準に達し、接種後3ヶ月で有効抗体水準は約78.8%と維持されていますが、接種後5ヶ月では約50.8%まで減少すると言われています。
つまり、最後の接種が11月上旬の方は、2月上旬までは約80%、4月上旬までは50%の抗体が維持されます。最後の接種が12月上旬ですと、3月上旬までは80%、5月上旬までは50%、ということになります。
   151015-img06   inhuruenza14

 


【他の予防接種との接種間隔】
不活化ワクチン及びトキソイド接種を受けた場合は、6日以上の間隔をあけて、
生ワクチン接種を受けた場合は、ウイルスの干渉を防ぐために27日以上の間隔をあけて、
次のワクチンを接種することが推奨されています。

安全性を確保するために、インフルエンザ予防接種の前に受けたワクチンをご確認ください。

【不活化ワクチン】  ⇒ インフルエンザ予防接種は6日以上あける
インフルエンザ菌b型(Hib)、肺炎球菌、インフルエンザ、DPT、DT、ジフテリア、
破傷風、ポリオ、日本脳炎、A型肝炎、B型肝炎、狂犬病、子宮頸がん

【生ワクチン】 ⇒ インフルエンザ予防接種は27日以上あける
MR、麻疹、風疹、BCG、おたふくかぜ、水痘、ロタウイルス、黄熱
         141029-img4


 

【妊娠中・授乳中の接種】
 妊婦または妊娠している可能性のある場合には、「予防接種の有益性が、危険性を上回ると判断される場合にのみ接種すること」となっています。よって、万が一の危険性を心配される方は、接種を控えたほうが良いと思われます。
 
 但し、『妊婦がインフルエンザに罹患すると、気管支炎・肺炎などの重篤な合併症を併発しやすく、妊娠週数とともにリスクが増大します(心肺機能が悪化して入院するリスクは、妊娠14~20 週で 1.4 倍、27~31 週で 2.6 倍、 37~42 週で 4.7 倍)。さらに妊婦がインフルエンザに感染すると、自然流産・早産・低出生体重児・不当軽量児・胎児死亡が増加すると言われています。
 
 現在日本で使用されているインフルエンザワクチンは不活化ワクチンであり、理論的に妊婦・胎児に対して問題はなく、米国疾病予防局および米国産婦人科学会は、インフルエンザ流行期間に妊娠予定(妊娠期間に関係なく)の女性への不活化インフルエンザワクチン接種を推奨しています』
(以上、日本産婦人科学会による産婦人科診療
ガイドライン-産科編2017より)。
 
 つまり、日本の産婦人科学会では、積極的な推奨も禁止もしていない状態です(アメリカでは推奨されています)。よって、妊娠中の方は、産科担当医通院中のにご相談されることをお勧めいたします「接種は問題が無い」と言われた妊婦さんは、当院でワクチン接種が可能です

 一方、授乳期間中は、インフルエンザワクチンを接種しても支障はありません。インフルエンザワクチンは不活化ワクチンというタイプで、ウイルスの病原性を無くしたウイルスの成分を用いているため、ウイルスが体内で増えることが無く、母乳を介してお子さんに影響を与えることはありません。    
 
 しかし、授乳期間中にインフルエンザに罹患してしまった場合、授乳を続けながら治療薬(タミフルなど)を使用は出来ません。なので、授乳しながらでも受けられるワクチン接種による予防をお勧めいたします(以下をご参照ください)。
        baby_junyu[1]
 

【授乳中のインフルエンザ治療】
授乳期間中にインフルエンザに罹患してしまった場合、母乳中にインフルエンザウイルスが含まれ、母乳を介して乳児に感染を起こすことはほとんど無いと考えられています。しかし、母親と乳児は日常から接触する機会が多く、母乳とは関係なく、咳などの飛沫感染によって乳児に感染する可能性が高いと言われています。
 そして、抗インフルエンザ薬(タミフル、イナビルなど)は母乳中に移行すると言われており、投薬中に母乳を与えることは避けることとなっています。米国予防注射詰問委員会の勧告では、抗インフルエンザ治療薬について、「授乳中の婦人には投与しない」「投与する場合には授乳は避ける」とあります。
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【今年もワクチン不足の可能性があります】
 上記の通り、昨年は「鶏卵の馴化」、熊本震災によるワクチンメーカーの製造ライン停止などが原因で、ワクチンの供給量が極端に少なく、最後まで接種を受けられなかった人も少なくありませんでした。
 
 今年は、当初に選定したウイルス株がワクチン製造に適していることもあり、大きな混乱が起きていません。
但し、製造量は昨年と同量となる見込みです。また供給のペースも、11月初めまでは昨年以上となりますが、11月中旬以降は昨年と同様にペースが鈍るようです。
(下のグラフをクリックすると拡大表示されます)

ワクチン製造量

ワクチン累積供給量
                 (厚生労働省のHPより)

 
 昨年ほどの混乱は生じないと思われますが、医療機関が在庫できるワクチン数は昨年とほぼ同数と見込まれており、接種時期が後ろにずれ込むほど、ワクチンが足りなくなります。
 かといって、あまりにも早く10月中旬までに接種を受けても、ワクチンの効果が翌年の春先には切れてきますので、前述の【ワクチン接種のおすすめ時期】を参考に、確実な接種のために、医療機関に事前に予約されることをお勧めいたします。
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【当クリニックの予防接種】

(1) チメロサール(水銀を含有した保存料)の入っていない、1人で使い切り型のワクチンは、今回のシーズンもごく少量しか製造されていません。妊婦さんなど、水銀が気になる方のために、ごく少量のみ確保しています
(無くなり次第終了します)。

     シリンジタイプ  ← 今年も、保存料無しシリンジタイプは稀少。


(2) 経鼻ワクチンは行っていません
   従来型の注射ワクチンのみです。経鼻ワクチンが「推奨されるワクチン」として国内で
   認可された場合には、当院も導入を検討いたしますが、現状では導入の予定はありません。
 



(3) 小児は、誤接種を防ぐために「母子手帳」を必ず持参して下さい
    持参の無い場合、安全を重視して、接種はできません。
 
 

(4)   接種開始日は、10/29(月)です
    『完全予約制』とさせていただきます
     (ワクチンの流通数が、昨年程度で少ないため)
       在庫がなくなり次第終了いたします

    当院診察時間に、窓口又はお電話にてお問い合わせをお願いいたします。
     (TEL) 0144-53-5800
  
接種の時期ですが、遅くとも12月上旬までには最後の接種を済ませておくことを
お勧めいたします。
          hospital_uketsuke



(5) 価格と回数
 
【生後6ヶ月以上 3歳未満】   
          バイアルタイプ      2500円
2週間以上あけて、2回接種が必要です(3~4週間後をお勧めします)
必ず、母子手帳をご提出ください。


【3歳以上 13歳未満 】
      バイアルタイプ   3000円
               
2週間以上あけて、2回接種が必要です(3~4週間後をお勧めします)
小児は、必ず母子手帳をご提出ください(小学生は、できれば提出して下さい)。


【13歳以上】
           バイアルタイプ   3000円
原則として1回接種です 。
※ 一般に、13歳以上では1回接種で十分な免疫が得られるとされています。
  但し、13歳以上でも基礎疾患(慢性疾患)のある方で、著しく免疫が抑制されている状態
  にあると考えられる方などは、医師の判断で2回接種が可能な場合があります。
 

 

【公費助成を受けられる方】

 平成30年11月1日(木)~31年1月31日(木)

・下記に該当する方は、公費助成が受けられます。
氏名・年齢・住所を確認できる身分証明書や、必要な手帳をお持ちでない場合には、
 公費助成は受けられません
必要書類をお忘れの方は、持参のうえで再来院をお願いいたします

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  窓口での負担は、1,300円です。


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  非課税世帯の方でも、生活保護世帯以外の方は有料になります。
  期間外の接種は、対象外となりますのでご注意ください。
  苫小牧市に住んでいても、苫小牧市に住民登録が無い場合は対象外となります。
  市外の医療機関で接種したときなど、全額自己負担で接種された方への補助はありません。

 

ワクチンは数に限りがある貴重なお薬で、しかも一度開封してしまうと保存することができません。大事なワクチンが無駄にならないよう、接種の予約をしていただく必要があります。

また、体調を崩したり、都合が悪くなって予約をキャンセルされる際には、早めにご連絡いただけますと、貴重なワクチンが無駄にならずに済みます。御協力のほど宜しくお願いいたします。

その他、インフルエンザの予防接種に関するお問い合わせは、遠慮なく、当院の窓口またはお電話でお願いいたします。 
詳細については、下記の厚生労働省のHPに記載がありますので、ご参照下さい。
(下記のボタンをクリックで、厚生労働省からのインフルエンザに関する情報が閲覧できます)
    厚労省 
    (厚生労働省のホームページ)
 

 

 

今年はシラカバ花粉が多数飛散しています

こんにちは。
たくゆう耳鼻咽喉科クリニックの黒田です。
 
5月に入っても気温が上がりらず、寒さも感じる日が続いていましたので、風邪症状で受診される方がたくさんいます。しかし、今後は気温も上がり、春の陽気を感じられる日も増えてくるのでは無いでしょうか。

そして、今年も花粉症が本格化してきました。
3月にはハンノキの花粉症があり、ゴールデンウイーク頃からは、「シラカバの花粉症」が始まっています。シラカバ花粉症では、鼻水、鼻づまり、くしゃみ、目のかゆみ、頭痛などの症状が強く出る傾向があります。

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鼻風邪と花粉症を区別することは重要です。
花粉症の場合には、風邪薬では効果が無いことが多く、また、花粉症の程度によって適切な薬剤を選択しなければ、抗アレルギー剤を内服しても十分な効果が得られないことがあります。
アレルギー性鼻炎かどうかを調べて、実際に鼻を見てもらってから処方を受けることが大事な理由は、ここにあります。

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それでは、今年の2月に発表されていた「シラカバ花粉症」の飛散予測がどうだったか、見てみましょう。
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(日本気象協会のHPより)

予想では、ここ数年との比較では50-70%と少なく、昨年との比較でも50-70%と少ない、とされていました。
そして、実際の飛散量は以下の通りです。2018shi[1]
(北海道立衛生研究所のHPより)
 
予想は外れて、ゴールデンウィーク期間をピークに例年以上の飛散量です。ピークは過ぎましたが、依然として例年以上に飛散しています。
シラカバ花粉症の診断がついている方でも、昨年は無症状で過ごせたのに、今年は鼻水・鼻づまり・くしゃみがひどい人が多いのは、これが原因と思われます。
 
さらに、例年6月から飛散が始まる「イネ科の牧草系の雑草」である「カモガヤ花粉」も飛散が始まっています。
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(北海道立衛生研究所のHPより)
 
グラフを見ると、「まだそんなに飛んでいないのでは?」と思われるかもしれませんが、「カモガヤ花粉症」の患者さんが、くしゃみ・鼻水・鼻づまり・目のかゆみ で多数来院しています。
グラフの通り、札幌ではそれほど飛散していないのかもしれませんが、日高方面の牧草地帯では多数飛散しているのかもしれません。実際、来院者のご住所を調べてみると、平取町、日高町の方が多く、苫小牧とその周辺では少ない、という傾向がありました。
牧場関係のお仕事をされている方、周辺に牧草がたくさんある地域にお住まいの方、などは、既に「カモガヤ花粉症」を発症しているようですので、風邪と思い込まずに、早めに耳鼻咽喉科専門医の受診をした方が良いのかもしれません。 
 
以上のように、「自分が花粉症を持っているか」を知っておくことは重要で、正しい治療を受ける近道になります。
一度調べてしまえば、今後毎年の鼻症状について、自己診断することも可能になるので、「花粉症の時期が来たので、今年も来院しました。いつものお薬をお願いします」とおっしゃって来院する患者さんもたくさんいます。
 
花粉症のときには、気道の過敏性が亢進して咳も出やすく、「アトピー咳嗽」と言われるような一度始まるとなかなか止まらない咳を合併することもあります。そして、鼻水が多くなると後鼻漏も増えるため、鼻汁による咳を伴って、さらに症状は悪化することがあります。
「鼻かぜではなく花粉症かも」、「鼻とのどの風邪ではなく、花粉症に伴う咳かも」と考えてみても良いかもしれません。
咳がなかなか止まらない場合には、耳鼻咽喉科専門医でアレルギーの検査を受けていただき、アレルギーの治療を開始することをお勧めすることがあります。

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また、小児の場合には、鼻水の出る状態が長く続くと「中耳炎」を合併することが多いため、しっかりと耳垢を取り除いて鼓膜を確認することが重要です。中耳炎は軽症であれば薬を飲むことで改善しますが、重症化してしまうと、激しい耳痛、発熱、耳だれが出ることがあり、場合によっては鼓膜切開が必要になることがあります。
小さな子供は、耳の不快感があっても保護者に訴えないでいることが多いので、「鼻水が出ているし、もしかしたら中耳炎になっていないかな?」と考えてあげることが大事です。
この時期は、「この春から保育園に通い始めたら鼻水が止まらなくなった」「鼻水が出ながら幼稚園に通っていたけれど、『発熱しているので』とお迎えに来るよう言われた」という相談がたくさんあります。中耳炎を合併していることが少なくありませんので、耳鼻咽喉科専門医を受診することをお勧めいたします。

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 そして、小児、成人を問わず、「アレルギー症状」と決めつけずに「副鼻腔炎」の有無を調べることも重要です。小児の場合、アレルギー性鼻炎患者の約50%が副鼻腔に異常があり、逆に副鼻腔炎患者の25~75%にアレルギー性鼻炎が認められると言われています。
2つの病気を合併している場合には、両方の治療が必要なことが少なくありません。
中耳炎を難治化させる原因としても知られており、長引く中耳炎では副鼻腔炎の有無の確認が重要です。

この時期の「鼻水、鼻づまり、くしゃみ・目のかゆみ」などの症状については、耳鼻咽喉科専門医の受診をお勧めいたします。

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平成29年度のインフルエンザ予防接種について

こんにちは。

院長の黒田です。
 
短い夏も終わり、ちらほらと紅葉も見られる季節となりました。
そして、今年も早くもインフルエンザの予防接種の時期になりました。
 
今年も、インフルエンザのワクチン接種に関して、重要なお知らせがあります。
大事なお知らせを優先的にご案内いたしますので、以下のインフルエンザに関する一般的な情報は、過去のアーカイブ記事をご参照ください(「院長ブログ」ボタンをクリックして下さい)。

【インフルエンザワクチンが3価から4価になりました】
【インフルエンザウイルスの型とは】
【ワクチンに含まれる添加物について】
【乳幼児ワクチン接種と脳症の関係】

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【今年のワクチンの株】

今年は、4価のうち1価だけ種類が変更になっています。

○  平成28年度(2016/2017シーズン)
    A/California(カリフォルニア)/7/2009(X-179A)(H1N1)pdm09
    A/Hong Kong(香港) /4801/2014(X-263)(H3N2) 
    B/Phuket(プーケット)/3073/2013(山形系統)
    B/Texas(テキサス)/2/2013(ビクトリア系統)

○  今年、平成29年度(2017/2018シーズン)
    A/Singapore(シンガポール)/GP1908/2015(IVR-180)(H1N1)pdm09  ← 昨年と変更
    A/Hong Kong(香港) /4801/2014(X-263)(H3N2)
    B/Phuket(プーケット)/3073/2013(山形系統)
    B/Texas(テキサス)/2/2013(ビクトリア系統)
 
この組み合わせは、毎年厚生労働省が流行予測を行って5~6月に公布され、各製薬メーカーは7月にはその発表と全く同じ組み合わせのワクチンを製造し始めます。ですから、ワクチンメーカーによって効果が異なることはありませんし、接種する医療機関によって効果に差が出ることもありません(「○○病院の予防接種は効くけれど、△△クリニックのは効かない」ということは起こりません)。
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【接種の年齢と回数】

(1) 6か月以上3歳未満  1回0.25ml 2回接種
(2) 3歳以上13歳未満   1回0.5ml 2回接種
(3) 13歳以上        1回0.5ml 1回または2回接種
      
※ 生後0~6ヵ月まではワクチンを接種しても抗体の上がりが悪く、有効性が確認されていないため、ワクチン接種の対象となっていません(接種希望があっても接種できません)
※ 1回目の接種時に12歳で2回目の接種時に13歳になっていた場合でも、12歳として考えて2回目の接種を受けて構いません。
※ 2回接種する場合は、腕の腫れを減らすため、左右交互に打つことが勧められています。

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【ワクチンの効果が出る期間】

 インフルエンザワクチンは接種後2週目から抗体が上昇し始めて1ヵ月でピークに達し、その効果は約5ヵ月間持続します。2回接種が必要な場合、1回目の接種で抗体がピークに達している1か月後に追加接種した場合に最も抗体が上昇しますので、2回目の接種はこの頃に受けるのがよいでしょう(一般的には、接種間隔は2~4週とされています)。以下は当院として推奨するワクチン接種時期の例です。遅くとも12月上旬までには最後の接種を済ませておくことをお勧めいたします

(2回接種の例)
1回目 10月下旬~11月上旬
          ↓(4週後)
2回目 11月下旬~12月上旬

(1回接種の例)
1回目  10月下旬~12月上旬

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 ワクチン接種後の効果の持続期間ですが、一般的には、2回の接種後1か月で77%が有効予防水準に達し、接種後3ヶ月で有効抗体水準は約78..8%と維持されていますが、接種後5ヶ月では約50.8%まで減少すると言われています。
つまり、11月上旬に最後の接種をした方は、2月上旬までは約80%、4月上旬までは50%の抗体が維持されます。これが12月上旬ですと、3月上旬までは80%、5月上旬までは50%、ということになります。

 

【他の予防接種との接種間隔】

不活化ワクチン及びトキソイド接種を受けた場合は、6日以上の間隔をあけて、
生ワクチン接種を受けた場合は、ウイルスの干渉を防ぐために27日以上の間隔をあけて、
次のワクチンを接種することが推奨されています。

 

安全性を確保するために、インフルエンザ予防接種の前に受けたワクチンをご確認ください。

【不活化ワクチン】  ⇒ インフルエンザ予防接種は6日以上あける
インフルエンザ菌b型(Hib)、肺炎球菌、インフルエンザ、DPT-IPV、DPT、DT、ジフテリア、
破傷風、ポリオ、日本脳炎、A型肝炎、B型肝炎、狂犬病、子宮頸がん

【生ワクチン】 ⇒ インフルエンザ予防接種は27日以上あける
MR、麻疹、風疹、BCG、おたふくかぜ、水痘、ロタウイルス、黄熱

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【妊娠中・授乳中の接種】

妊娠中の接種に関する安全性は確立していないので、妊婦または妊娠している可能性のある場合には、予防接種の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ接種すること、となっています。予防接種後の胎児の先天異常の発生率は、接種を受けていない自然発生率より高くなることは無いという報告もありますが、妊娠中の投与に関する安全性は確立しておらず、動物実験では薬剤の胎盤通過性が報告されています。よって、万が一の危険性を心配される方は、接種を控えたほうが良いと思われます。妊娠中の方は、通院中の産科担当医にご相談されることをお勧めいたします。「接種は問題が無い」、と言われた妊婦さんは、当院でワクチン接種が可能です

一方、授乳期間中は、インフルエンザワクチンを接種しても支障はありません。インフルエンザワクチンは不活化ワクチンというタイプで、ウイルスの病原性を無くしたウイルスの成分を用いているため、ウイルスが体内で増えることが無く、母乳を介してお子さんに影響を与えることはありません。

しかし、授乳期間中にインフルエンザに罹患した場合、授乳を続けながら抗インフルエンザ薬(タミフルなど)を使用することは出来ませんなので、授乳しながらでも受けられるワクチン接種による予防をお勧めいたします(以下をご参照ください)。
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授乳中のインフルエンザ治療
授乳期間中にインフルエンザに罹患してしまった場合、母乳中にインフルエンザウイルスが含まれ、母乳を介して乳児に感染を起こすことはほとんど無いと考えられています。しかし、母親と乳児は日常から接触する機会が多く、母乳とは関係なく、咳などの飛沫感染によって乳児に感染する可能性が高いと思われます。
 そして、抗インフルエンザ薬(タミフルやリレンザなど)は母乳中に移行すると言われており、投与中に母乳を与えることは避けることとなっています。米国予防注射詰問委員会の勧告では、抗インフルエンザ治療薬について、「授乳中の婦人には投与しない」「投与する場合には授乳は避ける」とあります。    
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【経鼻ワクチンは行っていません】

これまで米CDC(米疾病対策センター)は、経鼻の弱毒生インフルエンザワクチンの『フルミスト』を、「子どもへの感染予防効果が認められる」と勧奨してきましたが、昨年6月に一転、「2016/2017シーズンは勧奨しない」と発表しました。
CDCの発表は、米予防接種諮問委員会(ACIP)の「2〜17歳での効果(全型のインフルエンザを対象)は、2013-2014シーズンがマイナス1%、2014-2015が3%、2015-2016が3%」などとする調査報告を受けたものです。効果がマイナスとは、ワクチン未接種の方が感染しにくいという解析結果だったことを示します。
2013/2014、 2015/2016のシーズンは、通常の皮下接種の不活化ワクチンの効果が約60%なのに対し、経鼻ワクチンの「フルミスト」の効果が有意に低かったとされています。特に、重症化しやすい、A型のH1N1型への効果はほぼゼロだったことが話題となりました。

いずれ、国内で製造・認可される経鼻ワクチンが、「推奨されるワクチン」となった場合には、当院も導入を検討いたします。しかし、日本国内で不認可となっている現状では、当院では導入の予定はありません。
 

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【今年も、ワクチンが足りなくなる可能性があります!】 

上記の通り、毎年7月にはワクチンメーカーが製造を開始しており、日数をかけてワクチンが完成します。なので、流通量が足りなくなったからといって、急遽増産することは出来ません。
昨年は、熊本市にあるワクチンメーカーである化学及血清療法研究所(化血研)が、熊本震災の影響で、製造設備に甚大な被害が出たため、全ての製品の製造が止まり、ワクチン供給量が例年よりも少なくなりました。
今年は、同社の復旧に伴い、ワクチンが供給されるようになりましたが、医療機関に納品されるのが12月中旬と大変遅くなります。それまでは、他のワクチンメーカーの製品を使うことになるのですが、今年は、他のメーカーの生産量が昨年よりも大幅に少なくなりました(昨年比60%のメーカーもあります)。

ワクチン不足については、厚生労働省が「今シーズンの供給量は、昨年度よりも10%減」、と発表しています。
(下のグラフをクリックすると拡大表示されます)
ワクチン供給量
        (厚生労働省のHPより)

また、各種メディアでも、
今シーズンは、インフルエンザが早期から流行していること
ワクチンの供給量が不足しているため、医療機関でも十分な量の確保が難しい状態であること
が報じられています
(下記のボタンをクリックすると、供給量不足の原因など、ニュースが閲覧できます)。
    J-CAST       
        (J-CASTのHPより)

この状況は、当院に限ったことでは無く、日本国内の全ての医療機関に当てはまることです。
今年は、
・化血研製のワクチン供給が大幅に遅れ、
・流行前に間に合うようなワクチンの増産も出来ず、
・国内未承認の経鼻ワクチンも、有効性の問題から、使用を中止したままの医療機関があり、
・保存料無しの使い切りワクチンも供給がほとんど無く、
・例年以上のワクチン不足のために、早期にワクチン接種を終了する医療機関が増える可能性があります。

今シーズンも、早めに接種を済ませる事をお勧めすると同時に、確実な接種のためには、医療機関に事前に予約されることをお勧めいたします。

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【当クリニックの予防接種】

(1) チメロサール(水銀を含有した保存料)の入っていない、1人で使い切り型のワクチンは、今シーズンもほとんど製造されておらず、接種が出来ません

理由は、上記の通り、メーカーが十分な供給を行えない結果、全国的なワクチン不足が生じているからです。ワクチンの安定供給を目的に、今年は保存料無しの使い切りワクチンの製造は、極少数のみとなり、従来のバイアルタイプのワクチンのみを集中的に製造することで、ワクチン不足が生じないようにする、という方針となったようです。バイアルの規格も、今年は1つしか製造されない緊急事態ですので、無駄にしないように、ワクチンを大事に使用しなければなりません。
    シリンジタイプ  ←今年も、保存料無しのシリンジタイプは無し。



(2) 経鼻ワクチンは行っていません
従来型の皮下接種型のワクチンのみです。  
経鼻ワクチンは、データの蓄積により、皮下接種型よりも効果が低いことがある、と判明しています。
「経鼻ワクチンが推奨されていない」ことに関しては、上記のコラムをご覧下さい。


(3) 小児は、誤接種を防ぐために母子手帳を持参して下さい


(4) 接種開始日は、10/23(月)です。     
            10~11月中は、完全予約制とさせていただきます
    当院診察時間にお電話にてお問い合わせをお願いいたします。
     (TEL) 0144-53-5800
  
12月以降は、予約の方を優先にしたいと考えております。完全予約制ではありませんが、確実に接種を受けていただくためには、在庫確認のために電話でのお問い合わせと予約をお勧めいたします(在庫がなくなり次第終了いたします)。

接種の時期ですが、遅くとも12月上旬までには接種を済ませておくことをお勧めいたします。
2回接種の方は、1回目を10月下旬~11月上旬に、2回目をその3~4週後に受けることをお勧めいたします。
ワクチン不足のために2回目の接種ができなくならないように、2回目の分も予約する事をお勧めいたします。


(5) 価格と回数

【生後6ヶ月以上 3歳未満】   
          バイアルタイプ       2500円     
2週間以上あけて、2回接種が必要です(3~4週間後をお勧めします)。
母子手帳をご提出ください。


【3歳以上 13歳未満 】
           バイアルタイプ      3000円     
2週間以上あけて、2回接種が必要です(3~4週間後をお勧めします)。
小児は母子
手帳をご提出ください。


【13歳以上】
          バイアルタイプ     3000円 
原則として1回接種です
※ 一般に、13歳以上では1回接種で十分な免疫が得られるとされています。
但し、13歳以上でも基礎疾患(慢性疾患)のある方で、著しく免疫が抑制されている状態にあると考えられる方などは、医師の判断で2回接種となる場合があります。

 

 

【公費助成を受けられる方】

 平成29年11月1日(水)~30年1月31日(水)

・下記に該当する方は、公費助成が受けられます。
・氏名・年齢・住所を確認できる身分証明書や、必要な手帳をお持ちでない場合には、公費助成は受けられません。
・必要書類をお忘れの方は、持参のうえで再来院をお願いいたします。

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 窓口での負担は、(1,300円)です。


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非課税世帯の方でも、生活保護世帯以外の方は有料になります。
期間外の接種は、対象外となりますのでご注意ください。
苫小牧市に住んでいても、苫小牧市に住民登録が無い場合は対象外となります。
市外の医療機関で接種したときなど、全額自己負担で接種された方への補助はありません。
 

ワクチンは数に限りがある貴重なお薬で、また瓶の製剤の場合、一度開封してしまうと保存することができません。大事なワクチンが無駄にならないよう、窓口で予約していただくことをお勧めいたします(予約がなければ接種が受けられないということではありませんが、確実に接種を受けていただけるためには予約をお勧めいたします)。

また、体調を崩したり、都合が悪くなって予約をキャンセルされる際には、早めにご連絡いただけますと、貴重なワクチンが無駄にならずに済みます。御協力のほどを宜しくお願いいたします。

その他、インフルエンザの予防接種に関するお問い合わせは、遠慮なく、当院の診察時間にお電話でお願いいたします。 
詳細については、下記の厚生労働省のHPに記載がありますので、ご参照下さい。
(下記のボタンをクリックで、厚生労働省からのインフルエンザに関する情報が閲覧できます)
   厚労省
    (厚生労働省のホームページ)


 

 

夏風邪の「ヘルパンギーナ」と「手足口病」が流行しています。

こんにちは。
たくゆう耳鼻咽喉科クリニックの院長 黒田です。


ようやく夏らしい天気になってきたと思っていたら、猛暑が続いています。
子供達は運動会も終わり、もうすぐ始める夏休みを楽しみにしているでしょうか。
大人も、そろそろお盆の帰省の予定などを考えていらっしゃるのではないでしょうか。

苫小牧では、もうすぐ「樽前山神社例大祭」「第62回港まつり」が始まります。

晴天のもとで、花火もお祭りも楽しみたいですね。
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さて、6月から始まっていたイネ科の雑草の花粉症ですが、まだまだ続いています。
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                         (北海道立衛生研究所のHPより)
 
イネ科の雑草は、夏にたくさんの花粉を飛ばすので、アレルギーの3症状(鼻水、鼻づまり、くしゃみ)に加えて、目のかゆみを感じる場合も多いです。
当院で検査を受けて、「カモガヤ」のアレルギーと判明済みの皆さんは、自分の症状がアレルギーだと分かっていたので、早目に治療を開始して、ほとんど症状を感じずに快適に過ごせたのではないかと思います。
「カモガヤ」をはじめとしたイネ科の雑草は、7月いっぱい飛散して、8月は一旦収束します。そして9月に入ると、もう一度飛散しますので、秋にも症状が出るかもしれません。初夏(6~7月)と秋(9月)にはイネ科の雑草アレルギーの可能性がある、と覚えておくと良いでしょう。春と秋の季節の変わり目には、いつも鼻の調子が悪くなる、という方は、実は「イネ科の雑草アレルギー」かもしれません。
 
下の写真は、イネ科の「カモガヤ」です。牧草地帯で無くても、住宅街の道端や公園に、沢山生えていると思います。自宅や職場の周りにたくさん生えている場合には、注意が必要です。雑草処理のために一気に刈り取った後には、花粉も一気に飛散します。
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この時期に鼻症状や目のかゆみが出るようであれば、一度耳鼻咽喉科専門医に相談の上、アレルギーの検査をして、しっかりと診断病名をつけて治療したほうが良いかもしれません。
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さて、感染症の状況ですが、昨年から季節を問わずに一年中「溶連菌感染症」に伴う扁桃炎や咽頭炎が続いています。のどの痛みと発熱のある方は、単なる風邪では無くて溶連菌感染症の可能性があります。「市販薬や風邪薬で様子を見ても治らない」という方は、耳鼻咽喉科専門医の受診をお勧め致します。
 
さらに、夏の到来とともに、今度は「夏風邪」が流行っており、当院でも受診者が増えています。
夏風邪と言えば、「ヘルパンギーナ」「手足口病」「咽頭結膜熱」の3つが有名です。ヘルパンギーナは、主にコクサッキーA型ウイルスによる感染症ですが、その他のウイルスが原因となることがあります。麻疹や風疹、水痘とは異なり、一度罹患しても何度でも繰り返することがあります(原因ウイルスが複数存在するために、終生免疫を得るのが難しいからです)。多くは「38-39℃の高熱」と「のどの痛み」が主な症状です。
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ヘルパンギーナについて、少し解説させていただきます。
下の写真の様に口蓋垂(のどちんこ)の周りに水疱(すいほう)を認めることで、診断されます。
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 大人や、子供でもしっかり口を開けてくれる場合には、このようにはっきりと確認できます。
 
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これは別の患者さんです。扁桃炎だと思うとのことで来院されましたが、扁桃には異常が無く、ヘルパンギーナの診断となりました。扁桃に近い場所の病変なので、自覚症状だけでは区別が難しいですね。

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乳児だと、十分に症状を訴えることも出来ず、口を開けてくれないので、分かりにくいこともあります。しかし、しっかり開口すると、口蓋垂の周りに粘膜疹があるのが分かります。

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幼児だと、のどが痛いと訴えてくれる場合もありますが、発熱と食欲低下のみで症状がはっきりしないこともあります。
 
「手足口病」でも同様の所見が見られますが、手足口病ではその名の通りに手や足などの全身に皮疹が出ることが特徴です。「ヘルパンギーナ」と診断されても、後になってから手足に皮疹が出てきたために、「手足口病」と診断名が変わることも少なくありません。
 
どちらも抗生物質は無効で、特効薬というのはありませんが、高熱があれば座薬や内服薬などでの解熱を行い、十分に水分を摂取して、安静にすることが大事です。発熱は3日程度で落ち着くことが多いので、心配はありません。また、感染を防ぐためには、手洗いやうがいをこまめに行うことが重要です。

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学校保健安全法で定められている学校感染症には3種類あり、出席停止の決まりがあります。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○第1種(エボラ出血熱や、鳥インフルエンザ、など) 
 第一種の感染症にかかった者は、治癒するまで。

○第2種(インフルエンザ、流行性耳下腺炎、麻疹、風疹、水痘、など)
 それぞれ定められた出席停止期間。ただし、病状により、学校医その他の医師において感染の恐れがないと認めたときはその限りではない。

○第3種(溶連菌感染症、手足口病、ヘルパンギーナ、マイコプラズマ感染症、など)
 病状により学校医その他の医師において感染のおそれがないと認めるまで。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
第3種に属する「溶連菌感染症」「手足口病」「ヘルパンギーナ」の場合、「感染の恐れが無い」と認められるのは、いつなのでしょう?

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「溶連菌感染症」は、適切な抗生剤での治療開始後24時間が経過した時点ですので、医療機関を受診した当日と翌日は、登園・登校を控えましょう。
 
「手足口病」「ヘルパンギーナ」の場合、適切な治療と行っても特効薬が無く、ウイルス感染症が自然治癒するのを待つだけです。一つの判断基準として、「発熱や咽頭・口腔の水疱を伴う急性期は出席停止、治癒期は全身状態が改善すれば登校可」というものが示されています。但し、原因となっているウイルスは、1ヶ月近く感染力を持っていることもありますが、現実的にはこれらの病気で1ヶ月も休むことはあり得ません。ウイルスの感染力は持っているけれども、全身状態が良好なので出席している子供がいて、園内・学校内で感染が広がってしまうのが実情です。
 
保育所や幼稚園で流行することが多く、罹患した子供が家庭内でさらに感染を広げることも多いです。診断を受けた場合には、マスクをつけて、更なる感染を広げない様にしましょう。特に小さな乳幼児が家庭にいる場合には、お兄ちゃん・お姉ちゃんから感染をもらわない様に、保護者の方が注意することが必要です(風邪症状のある子供には、手洗い・うがい・マスク装用をさせましょう)。

これらの夏風邪は、大人ではあまり見られませんが、罹患した子供さんのいる家庭では、免疫力の低下した大人にうつることもあります。ヘルパンギーナの子供さんを看病したお父さん・お母さんや、ご高齢の方、免疫力を低下させる薬剤(ステロイドなど)を内服中の方は、要注意ですね。
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夏風邪症状でお困りの際にも、専門的知識をもった耳鼻咽喉科専門医へご相談ください。
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【平成29年の春の花粉症の情報です】

こんにちは。
たくゆう耳鼻咽喉科クリニックの黒田です。
 
気温が上がり、雪解けも進んで、春の到来を感じるようになってきました。卒業や進学、転居や転職など、身の回りの環境も変わることが多く、何かと体調を崩しやすい季節です。
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A型インフルエンザはいまだに収束しておらず、一方で、春先に見られるB型インフルエンザの患者さんもいません。溶連菌による発熱・咽頭痛も、通常は冬場には収束するのですが、現在も尚、途切れなく流行しています。
 
  
さて、当院で春の花粉症と診断されている患者さんが、少しずつ来院されるようになっています。
「鼻水」「鼻づまり」「くしゃみ」「鼻のかゆみ」「目のかゆみ」が主な症状です。
苫小牧の花粉症の状況について、簡単にご説明させて頂きます。
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花粉の飛散情報は、道立衛生研究所のHPを見ると、札幌の状況が確認できます。残念ながら、苫小牧の情報は無いので、札幌の情報を参考にするしかありません。
例年、3月には花粉の飛散が始まるのですが、3/24現在、既に「ハンノキ」の花粉飛散が始まっております。
4月からの「シラカンバ」はまだ飛散していないのですが、花粉症の患者さんは、花粉飛散開始の情報よりも早く、鼻や目の症状が出ることがあります。花粉症の方は、周囲に飛散している極微量の花粉や粉塵などで反応して、鼻や目の症状が出ているのかもしれません。

それでは、春の花粉症について、少し詳しく解説させて頂きます。
 
まず、3月下旬から飛散が始まる「ハンノキ」の花粉症です。既にピークを迎えているようで、一気に飛散量が増えています。既に検査を受けて、「ハンノキ花粉症」と分かっている方は、この時期に発症することをご存知なので、既に治療を開始されています。
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    (道立衛生研究所のHPより)



そして、これに続いて4月中旬から始まる「シラカバ」の花粉症ですが、さすがにまだ飛散はしていません。
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但し、今年は例年に比べて、飛散量が少ないという予想が多いです。
以下は日本気象協会のHPからの引用です。
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(日本気象協会のHPより)
昨シーズンと比較して、50-70%と少なめが予想されています。

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ここ数年の平均と比較すると、飛散量は50%以下と、非常に少ないと予想されています。


あくまで予想ですので、実際の飛散量がどのようになるかは不明ですが、今年は花粉症の症状があまり出ないという方がいらっしゃるかもしれません。
また、前述の通り、花粉に飛散量の多い少ないに関係なく、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみが出る方もいますので、例年通りの治療が必要な方も相当にいると思います。
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以前は、薬の効果が出てくるまでに日数がかかるため、花粉症のシーズンが始まる前から内服治療を開始することを推奨されていた時代がありました。
しかし、現在は即効性に優れた薬がたくさん開発されたため、発症後に内服し始めても、十分に効果が得られるようになりました。
いずれにしても、自分の体の特徴・体質を知っておくことが大事です。
「この時期のこの症状は、花粉症だな」と理解しておくと、わずかな鼻症状であっても、何が原因なのかを何となく予想できますので、早目に正しい治療を受けられます。花粉症の時期は、風邪と思い込まずに、アレルギーの可能性を考えて治療することが重要です。
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花粉症のときには、気道の過敏性が亢進して咳も出やすく、「アトピー咳嗽」と言われるような一度始まるとなかなか止まらない咳を合併することもあります。そして、鼻水が多くなると後鼻漏も増えるため、鼻汁による咳を伴って、さらに症状は悪化することがあります。
「後鼻漏(こうびろう)による咳」については、過去のブログをご参照下さい。
bnr-blog ←こちらをクリックしてみて下さい。

「鼻かぜでは無く花粉症かも」、「のどの風邪ではなく、花粉症に伴う咳かも」と考えてみても良いかもしれません。
咳がなかなか止まらない場合には、耳鼻咽喉科専門医でアレルギーの検査を受けていただき、結果によっては、咳止めを処方してもらうのではなく、アレルギーの治療を開始することで、大きく改善することもあります。
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また、小児の場合には、鼻水が出る状態が長く続くと「中耳炎」を合併することが多いため、しっかりと耳垢を取り除いて鼓膜を確認することが重要です。
中耳炎は軽症であれば薬を飲むことで改善しますが、重症化してしまうと、激しい耳痛、発熱、耳だれが出ることがあり、場合によっては鼓膜切開が必要になることがあります。
小さな子供は、耳の不快感があっても保護者に訴えることが出来ず、理由が無いのに機嫌が悪かったり、風邪薬を飲んでも熱がなかなか下がらない、といった兆候しか無いこともあります。
「鼻水が出ているし、もしかしたら中耳炎になっていないかな?」と考えてあげることが大事です。

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そして、小児、成人を問わず、「鼻水が続いているのでアレルギー」と決めつけずに副鼻腔炎の有無を調べることも重要です。
小児の場合、アレルギー性鼻炎患者の約50%が副鼻腔に異常があり、逆に副鼻腔炎患者の25~75%にアレルギー性鼻炎が認められると言われています。
色のついた粘り気のある鼻水が出たり、頬や眉間、目と目の間(鼻のつけ根辺り)に痛みや重苦しさがあれば、副鼻腔炎の可能性が高いと言えます。

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また、アレルギー性鼻炎が疑われる際には、鼻炎の薬でその場しのぎをするのでは無く、しっかりと検査をして確定診断をつけることが重要です。
当院では、花粉症を含めた成人用アレルギー検査の他に、小児の就学前アレルギー検査や、アナフィラキシーの危険がある食物アレルギーに対する「エピペン®」の処方も受け付けておりますので、遠慮なく御相談ください。
現在、小学校入学前のアレルギー検査を希望する方が、たくさん来院されています。小学校へ提出する書類への記載も行っておりますので、遠慮無く御相談下さい。入学前のアレルギー検査は、3月までに行うことをお勧めいたします。
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