流行・季節情報」カテゴリーアーカイブ

夏風邪のヘルパンギーナが増えています。

こんにちは。
院長の黒田です。
 
お子さん達は夏休みが終わり、幼稚園や学校に通い始めているかと思います。大人もお盆休みが終わり、お忙しい毎日かと思います。
リオ・オリンピックが終わり、続々と台風が来て雨降りばかりの毎日で、夏らしくないですね。カラッと晴れた日が待ち遠しい8月です。
  
 
さて、従来はこちらの「ブログ」で、病気の流行状況などをご案内しておりましたが、昨年からは、より迅速で確実な情報伝達のために、「Facebook(フェイスブック)」を利用して、各種のご案内をしております。
しかし、全ての患者さんが「Facebook」を利用しているわけでは無く、また、インターネット自体を使用していない方も沢山いらっしゃるかと思います。
 
あらためて、こちらのブログにて情報発信をさせていただきますが、もし機会がありましたら、「Facebook」に登録して、当院のページに「いいね」のボタンを押してみてください。新しい情報や、臨時休診の案内、受付時間の変更案内などがあった際には、新着情報ありの「お知らせ」マークが出るので、見逃すことが少なくてお役に立てるかと思います。
 
下の「いいね!」のボタンをクリックして頂けると、以下の当クリニックのFacebookページに移動します(課金されたり、何かに登録されることはありませんので御安心ください)。
実際のページで、クリニック外観写真の直下にある「いいね!」を押すと、新着情報をチェックできるようになります。

 

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既に「Facebook」では、紹介させていただいてから日数が経ってしまいましたが、あらためて病気の情報をご紹介いたします。
昨年ほどではありませんが、今年も夏風邪の患者さんが増えています。
夏風邪と言えば、「ヘルパンギーナ」「手足口病」「咽頭結膜熱」の3つが有名です。
 
ヘルパンギーナは、主にコクサッキーA型ウイルスによる感染症ですが、その他のウイルスが原因となることがあります。
「おたふく風邪」や「水疱瘡(みずぼうそう)」とは異なり、一度罹患(りかん)しても何度も繰り返して罹患することがあります。原因ウイルスが複数存在するために、終生免疫を得るのが難しいからです。
症状の多くは、38-39℃の高い発熱です。咽頭痛を伴うこともあります。
下の写真の様に口蓋垂(のどちんこ)の周りに水疱(すいほう)を認めることで、診断されます。

 
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子供でもしっかり口を開けてくれる場合には、このようにはっきりと確認できます。
 
 

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この患者さんは、「扁桃炎でのどが痛い」とのことで来院されましたが、扁桃には異常が無く、ヘルパンギーナの診断となりました。扁桃に近い場所の病変なので、自覚症状だけでは区別が難しいですね。
 
 

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乳幼児だと、「のどが痛い」と言ってくれず、発熱と食欲低下のみで、保護者の方も困ってしまうことがあります。この子供さんも、発熱と元気が無いとのことで来院しましたが、「ヘルパンギーナ」と診断されました。
口を開けてくれなかったり、病変が小さい場合には、分かりにくいこともあります。しかし、しっかり開口すると、口蓋垂の周りに粘膜疹があるのが分かります。
 
 
「手足口病」でも同様の所見が見られますが、手足口病ではその名の通りに手や足などの全身に皮疹が出ることが特徴です。
「ヘルパンギーナ」と診断されても、後になってから手足に皮疹が出てきたために、「手足口病」と診断名が変わることも少なくありません。
今年は、当院に「手足口病」の患者さんは一人も来ていませんが、他の医療機関を受診している方がいるのかもしれません。
 
どちらも特効薬というのはありませんが、高熱があれば座薬や内服薬などでの解熱を行い、十分に水分を摂取して、安静にすることが大事です。
ウイルスが原因ですので、抗生物質は効きません(抗生物質は「細菌」には効果がありますが、「ウイルス」には無効です)。

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発熱は3日程度で落ち着くことが多いので、心配はありません。
また、感染を防ぐためには、手洗いやうがいをこまめに行うことが重要です。
 
保育所や幼稚園で流行することが多く、罹患した子供が家庭内で、更に感染を広げてしまうことがあります。ヘルパンギーナや手足口病と診断されても、登校・出席停止の義務や法律はありません。なので、まだウイルスを排出しているお子さんが、会話や咳などを通じて、集団生活の中で他の子供たちに感染を広げてしまうことが避けられないのです。
なので、診断を受けた場合には、マナーとしてマスクをつけて、更なる感染を広げない様にするのが良いと思います。夏場なのでマスクの装用は暑苦しいですし、義務もありませんが、周囲に対するエチケットと考えていただけると幸いです。

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特に小さな乳幼児が家庭にいる場合には、お兄ちゃん・お姉ちゃんから感染をもらわない様に、保護者の方が注意することが必要です(風邪症状のある子供には、手洗い・うがい・マスク装用をさせましょう)。
これらの夏風邪は、大人ではあまり見られませんが、免疫力の低下した大人にうつることもあります。ヘルパンギーナの子供さんを看病したお父さん・お母さんは、要注意ですね。
 
夏風邪症状でお困りの際にも、遠慮無く、耳鼻咽喉科専門医へご相談ください。

 

 

花粉症が一段落して、ヘルパンギーナと手足口病が流行しています。

こんにちは。
たくゆう耳鼻咽喉科クリニックの院長 黒田です。

お子さん達は夏休みに入ったのではないでしょうか。
今年の夏は、からっと晴れる日が少なく、曇りや雨の日が多く、特に週末になると天気が崩れがちのような気がします。
苫小牧では、もうすぐ「第60回港まつり」が始まります。晴天のもとで、花火もお祭りも楽しみたいですね。
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さて、5月から始まっていたイネ科の雑草の花粉症が、ようやく終息してきました。今年は例年と比べてもたくさん飛散したことが分かります。
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(北海道立衛生研究所のHPより)

イネ科の雑草は、夏にたくさんの花粉を飛ばすので、アレルギーの3症状(鼻水、鼻づまり、くしゃみ)に加えて、目のかゆみを感じた人も多かったと思います。
当院で検査を受けて、「カモガヤ」のアレルギーと判明済みの皆さんは、自分の症状がアレルギーだと分かっていたので、早目に治療を開始して、ほとんど症状を感じずに快適に過ごせたのではないかと思います。
「カモガヤ」をはじめとしたイネ科の雑草は、9月にも花粉を飛ばすので、もう1回症状が出るかもしれません。初夏と秋にはイネ科の雑草アレルギーの可能性がある、と覚えておくと良いでしょう。春と秋の季節の変わり目には、いつも鼻の調子が悪くなる、という方は、実は「カモガヤのアレルギー」かもしれません。

下の写真は、イネ科の「カモガヤ」です。道端や公園に、沢山生えていると思います。自宅や職場の周りにたくさん生えている場合には、注意が必要ですね。
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この時期に鼻症状や目のかゆみが出るようであれば、一度耳鼻咽喉科専門医に相談の上、アレルギーの検査をして、しっかりと診断病名をつけて治療したほうが良いかもしれません。
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さて、今年の春先には「溶連菌感染症」に伴う扁桃炎や咽頭炎が大流行しました。のどの痛みは無く、発熱だけが症状だった人も多く、特にお子さんを持つ親御さんは、「風邪薬で様子を見ても治らないので、中耳炎かと思って来てみました」、という事が多かったです。

そして、今は溶連菌感染症が一段落して、今度は「夏風邪」が流行っております。
夏風邪と言えば、「ヘルパンギーナ」「手足口病」「咽頭結膜熱」の3つが有名です。
ヘルパンギーナは、主にコクサッキーA型ウイルスによる感染症ですが、その他のウイルスが原因となることがあります。
麻疹や風疹、水痘とは異なり、一度罹患しても何度でも繰り返することがあります(原因ウイルスが複数存在するために、終生免疫を得るのが難しいからです)。
多くは38-39℃の高い発熱が主な症状です。
下の写真の様に口蓋垂(のどちんこ)の周りに水疱(すいほう)を認めることで、診断されます。
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 大人や、子供でもしっかり口を開けてくれる場合には、このようにはっきりと確認できます。
 

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これは別の患者さんです。扁桃炎だと思うとのことで来院されましたが、扁桃には異常が無く、ヘルパンギーナの診断となりました。扁桃に近い場所の病変なので、自覚症状だけでは区別が難しいですね。
 

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乳児だと、十分に症状を訴えることも出来ず、口を開けてくれないので、分かりにくいこともあります。しかし、しっかり開口すると、口蓋垂の周りに粘膜疹があるのが分かります。
 

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幼児だと、のどが痛いと訴えてくれる場合もありますが、発熱と食欲低下のみで症状がはっきりしないこともあります。
 

「手足口病」でも同様の所見が見られますが、手足口病ではその名の通りに手や足などの全身に皮疹が出ることが特徴です。
「ヘルパンギーナ」と診断されても、後になってから手足に皮疹が出てきたために、「手足口病」と診断名が変わることも少なくありません。

どちらも特効薬というのはありませんが、高熱があれば座薬や内服薬などでの解熱を行い、十分に水分を摂取して、安静にすることが大事です。
発熱は3日程度で落ち着くことが多いので、心配はありません。
また、感染を防ぐためには、手洗いやうがいをこまめに行うことが重要です。

保育所や幼稚園で流行することが多く、罹患した子供が家庭内でさらに感染を広げてしまうことがあります。
診断を受けた場合には、マスクをつけて、更なる感染を広げない様にしましょう。特に小さな乳幼児が家庭にいる場合には、お兄ちゃん・お姉ちゃんから感染をもらわない様に、保護者の方が注意することが必要です(風邪症状のある子供には、手洗い・うがい・マスク装用をさせましょう)。
これらの夏風邪は、大人ではあまり見られませんが、罹患した子供さんのいる家庭では、免疫力の低下した大人にうつることもあります。ヘルパンギーナの子供さんを看病したお父さん・お母さんは、要注意ですね。

夏風邪症状でお困りの際にも、耳鼻咽喉科専門医へご相談ください。

今年も花粉症が始まります

こんにちは。
たくゆう耳鼻咽喉科クリニックの黒田です。

気温が上がり、季節外れの雨が続き、道路には雪が無くなりアスファルトが出ていたのですが、この2日間の積雪で一気に冬に舞い戻ってしまいました。

気温や天気がコロコロ変わる上、卒業や進学、転居や転職など、身の回りの環境も変わることが多く、何かと体調を崩しやすい季節です。

現在は、インフルエンザの流行も落ち着き、風邪症状で来院される患者さんが増えております。

そして、鼻風邪症状として来院された患者さんの中には、アレルギー性鼻炎と思われる方がたくさん見受けられるようになりました。3月に入ってからは、気温の高い晴れの日が続いたせいか、例年よりも早く花粉が飛び始めているようです。

以前に当院を受診して、アレルギー検査を受けている方は、春の花粉症の到来を感じていらっしゃるようで、既に治療を開始している方もいます。自分自身の病気(体質)を知っていると、わずかな鼻症状であっても何が原因なのかを何となく予想できますので、早目に正しい治療を受けられます。

この時期の鼻水・鼻づまり・くしゃみは、風邪ではなくて、アレルギー性鼻炎かもしれません。

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さて、3月下旬から飛散が始まる「ハンノキ」の花粉症、そして、これに続いて4月中旬から始まる「シラカバ」の花粉症ですが、「ハンノキ」は例年以上に早く飛散しているようです。

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(北海道立衛生研究所のHPより)
http://www.iph.pref.hokkaido.jp/pollen/hannnoki/hannnoki.htm


 花粉症のときには、気道の過敏性が亢進して咳も出やすく、「アトピー咳嗽」と言われるような一度始まるとなかなか止まらない咳を合併することもあります。そして、鼻水が多くなると後鼻漏も増えるため、鼻汁による咳を伴って、さらに症状は悪化することがあります。
「鼻かぜでは無く花粉症かも」、「鼻とのどの風邪ではなく、花粉症に伴う咳かも」と考えてみても良いかもしれません。
咳がなかなか止まらない場合には、耳鼻咽喉科専門医でアレルギーの検査を受けていただき、結果によっては、咳止めを処方してもらうのではなく、アレルギーの治療を開始することで、大きく改善することもあります。

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 また、小児の場合には、鼻水の出る状態が長く続くと「中耳炎」を合併することが多いため、しっかりと耳垢を取り除いて鼓膜を確認することが重要です。中耳炎は軽症であれば薬を飲むことで改善しますが、重症化してしまうと、激しい耳痛、発熱、耳だれが出ることがあり、場合によっては鼓膜切開が必要になることがあります。小さな子供は、耳の不快感があっても保護者に訴えることが出来ず、理由が無いのに機嫌が悪かったり、風邪薬を飲んでも熱がなかなか下がらない、といった兆候しか無いこともあります。「鼻水が出ているし、もしかしたら中耳炎になっていないかな?」と考えてあげることが大事です。

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 そして、小児、成人を問わず、「アレルギー症状」と決めつけずに副鼻腔炎の有無を調べることも重要です。小児の場合、アレルギー性鼻炎患者の約50%が副鼻腔に異常があり、逆に副鼻腔炎患者の25~75%にアレルギー性鼻炎が認められると言われています。色のついた粘り気のある鼻水が出たり、頬や眉間、目と目の間(鼻のつけ根辺り)、などの重苦しさや痛みがあれば、副鼻腔炎の可能性が高いと言えます。

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また、アレルギー性鼻炎が疑われる際には、鼻炎の薬で治療するだけではなく、しっかりと検査をして確定診断をつけることが重要です。
当院では、花粉症を含めた成人用アレルギー検査の他に、小児の就学前アレルギー検査や、アナフィラキシーの危険がある食物アレルギーに対する「エピペン®」の処方も受け付けておりますので、遠慮なく御相談ください。

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ヨモギ花粉症とヘルパンギーナが流行しています

こんにちは。
たくゆう耳鼻咽喉科クリニックの院長 黒田です。

9月に入り、徐々に気温が下がり、過ごしやすい日が増えてきました。
朝・晩には、冷たい風も吹き始め、昼間の青空もどことなく秋空の雰囲気です。

さて、今年も秋の花粉症が始まっています。
8月中旬から9月には、ヨモギの花粉が飛散します。
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(北海道立衛生研究所のHPより)

ヨモギは、公園や道端、時には住宅のすぐ隣にたくさん生えていることがあります。
クリスマスツリーのモミの木のような形をしており、大きさは大人の背丈ぐらいまで伸びることがあります。

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鼻水・鼻づまり・くしゃみ・目のかゆみが出てきたら、「気温が下がって風邪を引いただけ」と考えずに、「もしかしたら花粉症?」と疑ってみたほうが良いかもしれません。
毎年、季節の変わり目のこの時期に鼻症状や目のかゆみが出るようであれば、一度アレルギーの検査をして、しっかりと診断病名をつけて治療したほうが良いかもしれません。
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そして子供さんに鼻症状が出ている時には、中耳炎が無いか確認することも重要です。
発熱を伴う鼻水では、「風邪」ではなくて、「アレルギー性鼻炎と急性中耳炎」ということもあります。
小さなお子さんでは耳に関する症状を上手に訴えることが出来ないため、中耳炎の発見が遅れてしまい、重症化してからの来院となってしまうこともあります。重症化してしまうと、治るまでに日数がかかる他、場合によっては鼓膜切開が必要になる場合もあります。
子供の場合には、鼻水が出たら念のため耳も確認、が宜しいかと思います。

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さて、当ブログでは、アレルギーに関する情報ばかりが続いてしまいましたので、別な話題も御紹介いたします。

現在、幼稚園や保育所などで「子供の夏風邪」が流行っております。
正確にいうと、「ヘルパンギーナ」というウイルス性の感染症です。
夏風邪と言えば、「ヘルパンギーナ」「手足口病」「咽頭結膜熱」の3つが有名です。

ヘルパンギーナは、主にコクサッキーA型ウイルスによる感染症ですが、その他のウイルスが原因となることがあります。
麻疹や風疹、水痘とは異なり、一度罹患しても何度でも繰り返することがあります(原因ウイルスが複数存在するために、終生免疫を得るのが難しいからです)。
多くは38-39℃の高い発熱が主な症状です。
下の写真の様に口蓋垂(のどちんこ)の周りに水疱を認めることで、診断されます。
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昨年大流行した「手足口病」でも同様の所見が見られますが、手足口病ではその名の通りに手や足などの全身に皮疹が出ることが特徴です。
「ヘルパンギーナ」と診断されても、後になってから手足に皮疹が出てきたために、「手足口病」と診断名が変わることも少なくありません。

どちらも特効薬というのはありませんが、高熱があれば座薬などでの解熱を行い、十分に水分を摂取して、安静にすることが大事です。
また、感染を防ぐためには、手洗いやうがいをこまめに行うことが重要です。
保育所や幼稚園で流行することが多く、罹患した子供が家庭内でさらに感染を広げてしまうことがあります。
診断を受けた場合には、マスクをつけて、更なる感染を広げない様にしましょう。特に小さな乳幼児が家庭にいる場合には、お兄ちゃん・お姉ちゃんから感染をもらわない様に、保護者の方が注意することが必要です(風邪症状のある子供には、手洗い・うがい・マスク装用を行いましょう)。

これらの夏風邪は、大人ではあまり罹患することがありません。
大人で発熱とのどの痛みがある場合には、扁桃炎の他、咽頭炎・喉頭炎を生じていることが多いです。

風邪症状でお困りの際にも、耳鼻咽喉科専門医へご相談ください。

イネ科の花粉症の季節です。夜の咳はありませんか?

こんにちは。
たくゆう耳鼻咽喉科クリニックの黒田です。

早いもので1年のうちの半分が終わり、7月になりました。
暖かい日も増えてきて、お散歩や公園遊び、屋外でのレジャーなど、楽しみが増えてくる季節ですね。

さて、雪解けの頃から始まっていた「ハンノキ」花粉症、そして前回お伝えしました「シラカバ」花粉症も一段落しました。

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(北海道立衛生研究所のHPより)
http://www.iph.pref.hokkaido.jp/pollen/hannnoki/hannnoki.htm

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http://www.iph.pref.hokkaido.jp/pollen/shirakaba/shirakaba.htm

そして、昨年もお伝えいたしましたが、5月下旬からはイネ科の雑草の花粉症が本格化しており、現在ピークを迎えております。

イネ科の雑草で代表的なものは、「カモガヤ」と「オオアワガエリ」です。

「カモガヤ」は牧草として有名ですが、道端や公園にもたくさん生えているので、よく見かけるのではないでしょうか。
下の写真が「カモガヤ」ですが、稲や麦のような穂をつけたような形をしているのが特徴で、家の周りを見てみると驚くほどたくさん生えていることがあります。

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(苫小牧のカモガヤ)

続いて「オオアワガエリ」です。
下の写真の様な特徴的な形をしており、これも牧草地に多いのですが、道端や公園にもたくさん見かけます。

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(苫小牧のオオアワガエリ)

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(北海道立衛生研究所のHPより)
http://www.iph.pref.hokkaido.jp/pollen/ine/ine.htm

例年7月いっぱいは、イネ科の花粉が飛散しますので、これらに対するアレルギーをお持ちの方は、くしゃみ、鼻水、鼻づまりだけではなく、目のかゆみが生じることもあります。
6月初めからの鼻炎症状が改善しない方は、風邪が長引いているのではなく、イネ科の花粉症かもしれません。

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実際、6月に鼻症状で来院された患者さんで、これらのアレルギーが強く疑われて血液検査を受けられた方には、「カモガヤ」アレルギーが判明した方がたくさんいらっしゃいました。

耳鼻咽喉科専門医の診察を受けると、これらのアレルギーが無いか検査を受けることが出来ます。
花粉症が判明すれば、現在の治療の方針がしっかり立てられるだけではなく、来年以降も花粉症の症状が出る時期が予想できますし、適切な薬を早目に使用することで症状の出現を未然に防ぐことも可能となることがあります。
診察の際には、薬の処方を受けるだけではなく、原因をしっかり調べることをお勧めいたします。
 

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また、これも以前にお話ししたことがあるのですが、鼻炎症状のある方は、夜間~朝の起床時に限定した強い咳が出やすいのが特徴です。
原因としては、「アトピー咳嗽」、「咳喘息」、「後鼻漏による咳」などの可能性があります。

当院の過去のブログで解説しておりますので、宜しかったらご参照ください。
Googleで、「夜」と「咳」、あるいは「後鼻漏(こうびろう)」という単語で検索をすると、一番上に表示されます。おそらく、これらの症状でお困りの方が沢山いらっしゃるのだと思います。

https://taku-jibi.jp/blog/227/
(長引く夜間に強い咳でお困りの方へ)
https://taku-jibi.jp/blog/102/
(後鼻漏による咳)
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日中はほとんど咳が出ないのに、夜の咳、朝の咳が強い方は、アレルギー検査にてハウスダストやダニが原因と判明することもあります。

また、レントゲン検査で副鼻腔炎が発見されることもあります。副鼻腔炎の中には、鼻症状がほとんど無く、後鼻漏による夜の咳だけが症状となっている事も少なくありません。

この様な場合には、咳止めや気管支拡張剤を使用しても効果が無く、抗アレルギー剤や副鼻腔炎の薬を使用することで、症状が劇的に改善することもあります。

今回ご紹介したような症状がある時には、是非とも耳鼻咽喉科専門医へ御相談ください。

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今年もシラカバ花粉症が始まりました。

こんにちは。
たくゆう耳鼻咽喉科クリニックの黒田です。

気温も上がり、初夏の陽気を感じる日もある今日この頃です。
そして、今年も花粉症が本格化してきました。

前回もお伝えいたしました通り、4月にはハンノキの花粉症が始まりましたが、こちらは短期間で終わりました。
しかし、その直後のゴールデンウイークの頃から、「シラカバの花粉症」が始まっています。シラカバ花粉症では、鼻水、鼻づまり、くしゃみ、目のかゆみ、頭痛などの症状が強く出る傾向があります。

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鼻風邪と花粉症を区別することは重要です。
花粉症の場合には、風邪薬では効果が無いことが多く、また、花粉症の程度によって適切な薬剤を選択しなければ、抗アレルギー剤を内服しても十分な効果が得られないことがあります。
アレルギー性鼻炎かどうかを調べて、実際に鼻を見てもらってから処方を受けることが大事な理由は、ここにあります。

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それでは、今年の2月に発表されていたシラカバ花粉症の飛散予測について見てみましょう。

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(日本気象協会のHPより)
http://n-tenki.jp/sp/kafun/zenkoku/

飛散数の予想ですが、ここ数年との比較では130%とやや多く、昨年との比較では200%を超えて非常に多い、とされていました。

 

そして、実際の飛散量は以下の通りです。

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(北海道立衛生研究所のHPより)
http://www.iph.pref.hokkaido.jp/pollen/shirakaba/shirakaba.htm

 予想は当たっており、また気温の高い時期があったせいか、昨年よりも早期に大量の花粉が飛散していることが分かります。

 花粉症のときには、気道の過敏性が亢進して咳も出やすく、「アトピー咳嗽」と言われるような一度始まるとなかなか止まらない咳を合併することもあります。そして、鼻水が多くなると後鼻漏も増えるため、鼻汁による咳を伴って、さらに症状は悪化することがあります。
「鼻かぜではなく、シラカバ花粉症かも」、「鼻とのどの風邪ではなく、花粉症に伴う咳かも」と考えてみても良いかもしれません。
咳がなかなか止まらない場合には、耳鼻咽喉科専門医でアレルギーの検査を受けていただき、アレルギーの治療を開始することをお勧めすることがあります。

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 また、小児の場合には、鼻水の出る状態が長く続くと「中耳炎」を合併することが多いため、しっかりと耳垢を取り除いて鼓膜を確認することが重要だと考えています。中耳炎は軽症であれば薬を飲むことで改善しますが、重症化してしまうと、激しい耳痛、発熱、耳だれが出ることがあり、場合によっては鼓膜切開が必要になることがあります。小さな子供は、耳の不快感があっても保護者に訴えないでいることもあり、「鼻水が出ているし、もしかしたら中耳炎になっていないかな?」と考えてあげることが大事です。

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 そして、小児、成人を問わず、「アレルギー症状」と決めつけずに副鼻腔炎の有無を調べることも重要です。小児の場合、アレルギー性鼻炎患者の約50%が副鼻腔に異常があり、逆に副鼻腔炎患者の25~75%にアレルギー性鼻炎が認められると言われています。
2つの病気を合併している場合には、両方の治療が必要なことが少なくありません。

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 「ゴールデンウイーク前後から6月までの鼻水、鼻づまり、くしゃみなどの鼻症状については、耳鼻咽喉科専門医の受診をお勧めいたします。

ハンノキの花粉症の季節です

こんにちは。
たくゆう耳鼻咽喉科クリニックの院長黒田です。

雪も融けて、すっかり春の陽気となってきました。
小さなお子さんは、入園式や入学式を控えているでしょうか。また、転勤や新しい職場でのスタートなど、何かと生活環境が変わるこの季節、体調管理には気をつけたいですね。
ちょっとした風邪症状と思われても、早めに医療機関を受診することをお勧めいたします。

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さて、インフルエンザも終息に向かっていますが、今年は2月ごろからのB型インフルエンザが長く続きました。4/1現在でも、発熱で当院に来院された患者さんを検査するとB型と判明することがあります。患者さんの数はぐっと減りましたし、このブログがアップされる頃には終息していると思いますが、家族内感染を防ぐためにも、発熱を伴う風邪症状があれば遠慮なく御相談ください。

さて、春とともにやって来るのが花粉症です。

本州ではスギの花粉症が有名ですが、北海道では道南の一部を除いてスギ花粉症で困ることはありません。その代わり、北海道の植生の特徴として「カバノキ科」の樹木が多く、これらの花粉症の患者さんがたくさんいます。

カバノキ科には、「シラカバ」や「ハンノキ」があります。
「シラカバ」は、例年ゴールデンウィークの頃から花粉を飛ばすことで知られており、昨年は飛散量が非常に多く、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目の痒みで困った方がとても多かったと思います。
一方、「ハンノキ」は、まだ雪が残る3月下旬頃から花粉を飛ばします。
ハンノキの周りには野鳥のさえずりも聞かれ、春の訪れをいち早く伝えてくれる樹木なのですが、花粉症の原因にもなります。
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以下は、今年の3/31現在、札幌のハンノキ花粉の飛散状況です。

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(北海道立衛生研究所HPより)
http://www.iph.pref.hokkaido.jp/pollen/hannnoki/hannnoki.htm

2012年はほとんど飛散しなかったのですが、昨年2013年は短期間に多数の花粉が飛びました。そして今年は既に飛散が始まっております。

鼻水、鼻づまり、くしゃみ、でお悩みの方は、ハンノキ花粉症の可能性もあります。
また、アレルギー性鼻炎をお持ちの方は、副鼻腔炎の合併も考えられます。
「風邪の残り」、「鼻かぜ」とは限らないため、耳鼻咽喉科専門医の受診と相談をお勧めします。

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また、アレルギー性鼻炎が疑われる際には、鼻炎の薬で治療するだけではなく、しっかりと検査をして確定診断をつけることが重要です。
当院では、花粉症を含めた成人用アレルギー検査の他に、小児の就学前アレルギー検査も受け付けておりますので、遠慮なく御相談ください。

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イネ科の花粉症の季節です

​こんにちは。
たくゆう耳鼻咽喉科クリニックの黒田です。

ゴールデンウイーク明けから始まったシラカバの花粉症が一段落して、鼻炎の患者さんは症状がようやくおさまった頃かと思います。
ところが、今度は次の花粉症のシーズンが始まります。

以下は「北海道立衛生研究所」のHPに掲載されている、イネ科花粉の飛散状況です。

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(北海道立衛生研究所のHPより)
http://www.iph.pref.hokkaido.jp/pollen/ine/ine.htm

以前、シラカバ花粉症のときにもお話ししましたが、苫小牧の花粉の飛散時期は、札幌に比べると若干のずれがありますが、ほぼ同様と思われます(気温が低いと飛散開始が遅くなります)。イネ科は、気温が20度を超えるようになると花粉を飛ばし始めるようです。

さて、イネ科の花粉症と言われても、ピンと来ない方もたくさんいらっしゃるかと思います。お米のイネではなく、イネ科の雑草の花粉症のことなのですが、代表的なものでは「カモガヤ」や「オオアワガエリ」などがあります。2つとも世界的に有名な牧草で、明治時代以降に家畜の餌として導入されたものが野生化したそうで、道路わき、河川敷、公園などに生育しています。スギやシラカバなどの樹木の花粉とは異なり、飛散距離が数十メートルと短いので、これらにあまり近づかないことで症状を抑えられます。
そう言われても、ほとんどの方は「どの草のこと?」という感じかと思いますので、以下の写真をご覧下さい(6/22に拓勇地区を散歩した時に撮影した物です)。写真はクリックすると拡大されます。

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ご近所でもよく見かける雑草かと思います。まるでイネや麦の様に見えませんか。少し近づいて見てみると.....

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まだ開花前の穂ですが、先端が赤紫色に染まってきています。

先端がかなり赤くなっている物もあります。

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そして穂が全体ににふくらんだ物もあります。

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(ピンぼけで申し訳ありません….)

こちらでは、一部開花しています。

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この辺りは、かなり咲いています。
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同じ穂の表と裏の写真です。

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こちらの穂は、花粉がびっしりで黄色みを帯びています。
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最後になりますが、こちらが「オオアワガエリ」です。よく見かけるのではないかと思います。
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今はまだ青々としていましたが、時期が来れば、穂が黄色から茶色い花粉で覆われていきます。

カモガヤは果物との共通抗原性があり(花粉症の原因物質と類似した物質が果物の中に含まれていると言われています)、特にメロンやスイカとの関連が有名です。メロンやスイカを食べると、唇・口・のどがイガイガしたり痒くなる方は、カモガヤのアレルギーがあるのかもしれません。
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花粉症や果物アレルギーは、血液検査などで調べることが出来ます。原因物質が分かればアレルギー症状が出ることを予防したり、症状がひどくなる前にお薬を使用することで症状を軽減する事が出来ます。

花粉症やアレルギーに関することは、ご遠慮無く、耳鼻咽喉科専門医にご相談下さい。

シラカバ花粉症の続報です。

こんにちは。
たくゆう耳鼻咽喉科クリニックの黒田です。
開院直後から、咳と声がれで大きな声が出せませんでしたが、ようやくのどの調子が良くなってきました。診察と受療環境整備に明け暮れていましたので、医者の不養生というわけではないのですが、開院準備と1日中声を出し続くていたせいで、ここ1か月ほどは小さなかすれ声しか出ない状態でした。
病状のご説明などの際には、小さな声で聞き取りづらく、ご迷惑をおかけしたかもしれません。本来の声に戻りつつありますので、今しばらくご辛抱いただけますでしょうか。
 
さて、前回はシラカバ花粉症による鼻炎についてご説明いたしました。
その後の札幌の飛散状況はどうなったのでしょう。
「北海道立衛生研究所」のHPに掲載されている、シラカバ花粉の飛散状況です。
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(北海道立衛生研究所のHPより)
http://www.iph.pref.hokkaido.jp/pollen/shirakaba/shirakaba.htm
(ブラウザはFirefoxを使用しています)
 
上記の通り、その後は一気に花粉の飛散が進んだことが分かります。
苫小牧は飛散状況の調査が行われていませんので詳細は不明ですが、気温差や例年の鼻炎患者さんの様子を考えると、札幌のデータのおよそ1週間遅れで苫小牧にもシラカバ花粉症がやってくる印象です。ですから、今が苫小牧のシラカバ花粉症のピークではないかと私は考えています。
ゴールデンウイーク前後から6月初めまでの鼻水、鼻づまり、くしゃみ。「鼻かぜではなく、シラカバ花粉症かも」と考えて、耳鼻咽喉科専門医へのご相談をお勧めいたします。

シラカバ花粉症の季節です

こんにちは。
たくゆう耳鼻咽喉科クリニックの黒田です。
おかげさまで、開院から1か月がたちました。
 
さて、最近は「季節の変わり目で鼻風邪をひいたのではないかと思う」とのことで来院される方が増えております。
果たして、皆さん本当に鼻風邪なのでしょうか。
 
下の図をご覧ください。
「北海道立衛生研究所」のHPに掲載されている、シラカバ花粉の飛散状況です。
 

image1
(北海道立衛生研究所のHPより)
http://www.iph.pref.hokkaido.jp/pollen/shirakaba/shirakaba.htm
 
今年のシラカバ花粉の飛散状況がHP上で更新されています。Internet ExplorerとFirefoxでは、表示内容が異なることがあるようです(上記はFirefoxの画像です)。
 
例年、道央地区ではゴールデンウイーク頃にシラカンバの花粉が大量に飛散するために、アレルギー性鼻炎を発症される方がたくさんいらっしゃいます。
今年は春先の気温が低く、例年に比べて飛散開始時期が遅かったのですが、札幌でもようやくシラカバ花粉が飛散し始めたようです。
昨年の今頃は飛散が収束していたのですが、今年はこれからピークを迎えます。苫小牧の飛散時期は、札幌に比べると若干のずれがありますが、ほぼ同様と思われます(気温が低いと飛散開始が遅くなります)。
 
さて、例年との比較ですが、今年は去年と比べてシラカバ花粉は沢山飛ぶのでしょうか?
その答えが以下の図に示されています。
本州では春のスギ花粉症が有名ですが、北海道では道南の一部を除けば、スギ花粉症自体は稀です。その代わり、北海道ではシラカンバ花粉症が有名です。
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「日本気象協会」HPより
http://www.jwa.or.jp/content/view/full/4902/
 
北海道だけが、スギ花粉情報ではなくシラカバ花粉情報となっているのも、上記の理由からです。
今年2013年の飛散量は、昨年2012年と比較して「非常に多い」となっています。が、ここ数年と比べると「例年並み」となっています。
これはどういうことでしょう?
同じページよりの抜粋ですが、北海道のシラカバ花粉の飛散量は、例年比では110%とほぼ同じですが、昨年比では880%(!)と予想されています。
昨年の飛散量が極端に少なかったために、このような数字になっていると思われます(昨年が極端に少なかったわけです)。

地方 花粉
種別
飛散
開始時期
飛散量 2012年夏の気象
例年比(地方平均値) 前年比(地方平均値)
北海道 シラカバ 4月下旬 やや多い(110%) 非常に多い(880%) 気温:高い
日照時間:平年並
降水量:少ない


昨年の春にはほとんど鼻炎の無かった方でも、今年はシラカバ花粉症に気をつけた方が良いかもしれません。

この時期に鼻炎症状のある方は、耳鼻咽喉科専門医にご相談下さい。