シラカバ花粉症の続報です。

こんにちは。
たくゆう耳鼻咽喉科クリニックの黒田です。
開院直後から、咳と声がれで大きな声が出せませんでしたが、ようやくのどの調子が良くなってきました。診察と受療環境整備に明け暮れていましたので、医者の不養生というわけではないのですが、開院準備と1日中声を出し続くていたせいで、ここ1か月ほどは小さなかすれ声しか出ない状態でした。
病状のご説明などの際には、小さな声で聞き取りづらく、ご迷惑をおかけしたかもしれません。本来の声に戻りつつありますので、今しばらくご辛抱いただけますでしょうか。
 
さて、前回はシラカバ花粉症による鼻炎についてご説明いたしました。
その後の札幌の飛散状況はどうなったのでしょう。
「北海道立衛生研究所」のHPに掲載されている、シラカバ花粉の飛散状況です。
image1
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(北海道立衛生研究所のHPより)
http://www.iph.pref.hokkaido.jp/pollen/shirakaba/shirakaba.htm
(ブラウザはFirefoxを使用しています)
 
上記の通り、その後は一気に花粉の飛散が進んだことが分かります。
苫小牧は飛散状況の調査が行われていませんので詳細は不明ですが、気温差や例年の鼻炎患者さんの様子を考えると、札幌のデータのおよそ1週間遅れで苫小牧にもシラカバ花粉症がやってくる印象です。ですから、今が苫小牧のシラカバ花粉症のピークではないかと私は考えています。
ゴールデンウイーク前後から6月初めまでの鼻水、鼻づまり、くしゃみ。「鼻かぜではなく、シラカバ花粉症かも」と考えて、耳鼻咽喉科専門医へのご相談をお勧めいたします。