インフルエンザの流行が急拡大しています。
全国的に、例年よりも1ヶ月早く流行が始まり、定点医療機関あたりのインフルエンザ報告数は全国平均で30人を超え、警報レベルに到達しました。11月の時点で警報レベルに達したのは、2009年以降、実に16年ぶりです。
警報レベルどころか、既にに過去最多水準に到達している地域もあります。
今後はさらに空気の乾燥がすすみ、流行が拡大するかもしれません。
今シーズンは過去最大規模の流行に陥る懸念があるとの専門家の意見も出ています。

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子どもが感染した際に特に注意が必要なのが、飛び降りなどの「異常行動」です。
11/17には、東京都杉並区のマンション4階のベランダから小学1年生の男の子が転落し、病院に運ばれました。
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北海道でも感染が急拡大しており、11月初めには札幌でインフルエンザ警報が発令されています。
(札幌市のHPより。クリックで拡大)
苫小牧市も、学級閉鎖・家族内感染・職場内感染が急速に広がり、11/13にインフルエンザ注意報が発令されました。
全道的に見ると、苫小牧はまだ感染者数が少ないですが、人の往来がありますので、今後は急速に拡大が進むと考えられます。
感染すると重篤化する可能性のある方(小さなお子さん、妊婦さん、高齢者、持病のある方など)は特に注意が必要です。お子さんでは、上記の様な異常行動にも注意が必要になります。
皆さんの周囲にも、インフルエンザに罹患した方が増えてきているかと思います。
インフルエンザワクチンの接種から免疫獲得までは2週間ほどを要しますので、接種をお考えの方は、お早めの接種をお勧めいたします。